目覚めればマフィアの十代目 日常編sette
山本屋上ダイブ編。物凄くワタクシの私的見解による山本へのお説教がございます。あくまでも
私的見解。
それを踏まえたうえで読んでから不快に思われても当方は一切の責任を負いません。よろしいですか?文句言われてもスルーです。脳内削除です。大事なことなので二回言います。
不快に思われても当方は一切の責任を負いません。
了解バッチコイ☆というかたのみどうぞ。
「うわー・・・やばいやばい。プリント忘れたプリント忘れた!」
リボーンに殺される!(簡単にはやられてやらないけど)。
机の中に入れっぱなしになっていたプリントを引っ張り出して鞄に突っ込んで教室を出ようとしたら、
「あ。」
「お、沢田。」
山本武に遭遇。・・・あぁ、屋上ダイブフラグですか面倒だからへし折ってやろうか←
「・・・山本、部活?」
「おう。沢田はどうしたんだ?」
「俺はプリント取りに。明日提出のやつ。」
「あーあったなそんなの。」
そう言いながら鞄を担いだ山本は、
「途中まで一緒に帰ろーぜ!」
と、さっさと隣に並んでいた。・・・爽やか天然君だぁ・・・。
「っていうかもう皆帰ってんじゃん。自主練?」
「おー。最近うまくいかなくってなー。」
・・・キタ。
「ここんとこいくら練習しても打率落ちっぱなしの守備乱れっぱなし。このままじゃ野球始めて以来初のスタメン落ちだ。」
「・・・。」
「沢田・・・オレどうすりゃいい?」
「ぜーたくもの?」
「え?」
思わず出た一言。
「ぜーたくだよ、山本。そんな贅沢なことで悩む何て。」
「・・・贅沢、か?」
「そーだよ。普通野球始めてからずっとスタメンって方が凄いんだから。一回のスタメン落ちくらいで。世の中の野球少年に土下座しろ。それに、スランプってさ、体がちょっと休めって言ってるんだと思うよ。そんな時に無理な練習なんかしたら体壊して野球できなくなるよ?」
いつの間にか足が止まっていた。山本は目を丸くして俺の話を聞いている。
「とにかく、絶対にこういうときは無理しちゃいけないの。スタメン落ちしたからって野球が出来なくなるわけじゃないんだからね。」
「・・・そっか。」
なんだか目から鱗な感じの顔。あ、フラグ消えたかなー。
「・・・そっか。そうだよな。」
「わかったら、無茶しないで基本練習で留めること。無茶しない。いい?大事から三回言っておく。
無茶すんな?
」
「あはは。沢田って母ちゃんみたいなのなー。」
失礼な。こんなでかい息子を持った覚えは無いぞ。
「ありがとな。沢田に相談してよかったのな!」
「それは十全。あ、俺こっちだから。また明日。」
「沢田!」
「ん?」
「あのさ、って呼んでいいか?俺のことも武って呼んでくれていいからさ。」
「別にー。好きにしな。・・・じゃーね、武。」
「!おう、また明日な!!」
次の日。屋上ダイブフラグは見事消えたらしく、何事もなかったかのように武は登校していて。そして何故か異様に懐かれ。・・・隼人がそれにやたらと突っかかってちょっとなだめるのが大変だった・・・。
闇猫は凄いとかの前に贅沢な悩みだと思います。挫折とかスランプなしに人生一生過ごせるなんてありえない。
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