結局、あれよあれよという感じで連れてこられたイタリア。N○Kでやってたイタリア語講座を見て少しはイタリア語はわかるけど、さすがに本場のネイティブな奴は無理だった。それにちゃんと受け答えしているダメ親父を初めて、ちょっとだけ尊敬した(あくまでもちょっとだけ)。因みにジョットがくれた能力その一は「動物と話が出来る」でした。あの後窓の外の鳥さんに向かって愚痴ってみたら会話できてびっくりしました。うん。情報収集には重宝しそうな能力だ。
「・・・おとーさん・・・ここどこ?」
なんか目の前に前世に見覚えの有るお城が見えるんですが・・・気のせいですか見間違いと言うことにしちゃだめかな?
「ん?ここはなー、父さんの上司の家で本社なんだよー。上司も娘に会ってみたいつってな。こっちに居る間はここに泊まるんだぞー凄いだろー。」
・・・ってことはやっぱりボンゴレ本部かよ・・・!
「さ、とりあえず部屋に荷物を置きに行くぞ!」
・・・ちょー帰りてー・・・。
「・・・ここはどこでしょー・・・。」
一人部屋に案内されて荷物を置いてしばらく。暇だなー・・・と思って外に出てみたのが運のつき。迷子になりましたー・・・。お約束とか言わない!そんなこと言ったら絶対・・・!
「・・・おい。」
・・・出たぁ。
角を曲がったらところで赤い瞳の目つきの悪いオニーサンと遭遇しました!明らかにザンザスじゃんかー・・・。ボンゴレ本部に居る時点でどっかで顔合わすとは思ってたけど・・・ここで遭遇するとかなー・・・。嫌な予感はしてたけどね!(役に立たない超直感!)。
「おい、聞いてんのか。」(←イタリア語)。
「あ、はい。聞いてます聞いてます。」(←イタリア語)。
ちょっと現実逃避しかけていたら軽く殺気を当てられた。・・・初対面のガキに殺気ぶつけるなよなー・・・とか思って見上げたらちょっとびっくりした顔してた。・・・あぁ、こんな日本人のガキがイタリア語で返すなんて思わなかったか(だったら最初からイタリア語で話しかけるなよと思う)。
「テメェ・・・何者だ。」(←イタリア語)。
「沢田、。門外顧問沢田家光の、一人娘で、一応、ボンゴレ十代目候補・・・かな?」(←日本語/めんどくさくなった)。
そう言えば紅い、ガーネットのような瞳(素直に綺麗だと思う)が見開かれ、次の瞬間、その表情が獲物を見つけた獣のように、楽しそうに歪んだ。
「おもしれぇ・・・。」
・・・嫌な予感再び・・・!
「カッ消す!」
「消されてたまるかー!」
バトル開始!
ザン様とバトらせたかった(え)。ママンも連れてこようかと思ったけど、混沌になりそうだから却下(爆)。
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