目覚めれば非日常

ちゃーグハァ!
「・・・今日も?」
「懲りないですね。」
「懲りないよねぇ〜・・・。」
「あ、あの・・・臨也さん・・・大丈夫でしょうか・・・?」
「あーあの静雄さんと日常的に殺り合ってんだよ?大丈夫大丈夫。さ、行くよー!」

最初は巷で流行の某インフルエンザで死んだ、普通の、ごく普通のフリーターだった。そして気が付いたらマフィアの十代目な某漫画の主人公のポジションに生まれていた。しかもご丁寧に前世の記憶付き。神様は何を考えているのでしょうとちょっと現実逃避をしかけたけどせっかくこの位置に転生(?)したんだから俺は俺の道を突き進んでやるぜ☆ぐらいの勢いで抗った。おかげで俺はまぁ、十代目になるということは免れなかったが、マフィアにしてはそれなりに平穏な人生(まぁ三日に一回屋敷が半壊していたのは平穏と呼んでいいのか甚だ疑問だが)を送って抗争ではなくベッドの上で老衰で往生。そして今。再びの転生を果たした俺は何の嫌がらせか”また”物語の主人公のポジションで”また”前世の記憶付きでここに居る。・・・それだけだったらまだよかった。それだけだったら・・・!

「ねぇねぇちゃん!マシマロ食べる?」
「お前・・・そのお徳用マシュマロどこにしまってんの?」
「マシュマロじゃなくてマシマロ!」
「正臣君・・・白蘭さんにあんまり絡まないほうがいいよ。逆にこっちが疲れるから。
「正ちゃんったら酷いなぁ〜vv」
「白蘭さん・・・!しま・・・っ首しま・・・っ!」
「えっと、えっと・・・、」
「あーうん。杏里は気にしなくていいよ?いつものことだから。
この会話からも解るように何故かいる入江正一と白蘭。しかも二人も記憶付き。来良に入学したその日に特攻食らった。白蘭に。正ちゃんはまぁ・・・白蘭の道連れって感じだろう。相変わらず胃痛が耐えないようだ。
折原臨也は原作どおりに正臣に池袋を案内してもらってる途中で遭遇。何故か物凄い勢いで気に入られた。あれー?おかげで毎日下校時刻に校門で待ち伏せされて、それを沈めてから帰るのが日常になりつつある。
「お、竜ヶ峰達じゃねぇか。」
「静雄さん。ちーっす。」
「今日は臨也はどうした?」
何時も通り沈めてきました。
よし。
折原臨也抹殺同盟を組んでいる平和島静雄さんとは普通に友達だ(その時点で既に普通じゃないという突っ込みはスルーだ)。
「でもま、なんか合ったらすぐ呼べよ。俺もセルティもお前のことは気に入ってんだ。」
「ありがとーございまーす!」
ちゃーん!」
さん!ちょ!白蘭さん止めてください・・・!」
「どうしたんですかそのマシュマロ!」
「わぁ・・・(絶句)。」
いい加減にしやがれぇ!」←ドロップキック

物語の主人公のポジションに生まれてしまったからって、主人公と同じように生きてやる義理なんてこれっぽっちも無い。前世まえと同じように抗って抗って抗いまくってやる。それが、俺の”物語”だから。

やっちまったぜ☆まさかの『デュラララ!!』帝人成り代わり!
あ!ごめんなさい!石は投げないで!出来心です!びゃっくんと正ちゃん巻き添えにしたのも出来心ですぅうううう!
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