お手伝い

「おじいちゃん!」
「おぉ、。どうした?」
ぱたぱたと少し大きめの死覇装を着た小さな少女が駆けてくる。
「えっとね、きょうはおじいちゃんのおたんじょうびだから、のあ、おじいちゃんのおてつだいするの。」
は一番隊隊長山本元柳斎重国の膝の上でにこにこと言う。
「おぉ、そうか。ありがとうな、。」
重国もそんな孫が可愛くてしょうがない様子で、の頭をなでる。
「うむ。では、手伝いをしてもらおうかのう。」
「うん!」

その日一日は一番隊の部屋の中をぱたぱたとその小さな体で走り回っていた。
そんな愛らしい姿にいつもは殺伐としている部屋の中もほのぼのとした雰囲気が漂っていた。
ただし、がしたことといえば、運んでいた書類を転んでぶちまけたことと、お茶を運んでいた平隊員にぶつかって死書類をお茶まみれにしたことと、別の隊におつかいに行って大量のお菓子を貰ったまではいいものの一番隊の部屋へ戻る途中で迷子になって探されたくらいだ。

そして、一日の終わり。
、そろそろ帰るかの?」
返事がない。
?」
もう一度呼んでみるがやはり返事はない。耳を済ませてみればどこからかすーすーというかわいらしい寝息が聞こえてくる。
あたりを探してみると休憩のために置かれた椅子に横になっては寝息を立てている。
「おやおや。」
そんなかわいらしい姿を見つけて重国は表情をほころばせる。
「今日は頑張ったな。」
そういって、を抱き上げ、背中に背負う。
「・・・むにゅー・・・おじいちゃん・・・おたんじょーびおめでとー・・・。」
重国の背中でが一言、寝言のように呟いた。

闇猫の初誕生日記念夢です。おじいちゃんと孫(笑)。
突発速攻で書いたのでかなりおかしなことになっております(苦笑)。
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