『xxxHOLiC』編
「・・・こりゃまた大きいなぁ・・・。」
「大きいわね・・・。」
「大きいですねって・・・なんじゃこりゃー!」
「・・・煩い。」
あー・・・一足遅かった。
次の空紋出現ポイントを十二番隊が予測したと連絡を貰って現場に飛んでみれば既に空紋が開いて虚が出現。三人ほど襲われる寸前という状況。・・・俺のせいじゃない。直前になって調子悪くなった情報転送機能がいけないんだ(責任転嫁)。とりあえず仕事仕事。
「こちら護廷十三隊異世界対策班班長。十二番隊に報告。異世界”日本 ○○県××市”上空に空紋および虚確認。っていうか既に人間を襲う直前的なー?」
『な!確認!さっさと処理しろ!!処理確認後、空紋封鎖処置に入る。』
「わーってるよ。阿近。渡れ 黒鶫。」
・・・例の如くって感じかなー・・・。視線が痛い。びしびし感じる。無視したい・・・。超無視したい・・・あれ?あの女の人・・・、そう思って視線を向ければ苦笑された。唇だけ動かして、
”時が来るまで”
そう言った。
あの人はちゃんと自分のことを分かっていて”今””ここ”に居る。なら、俺が口を出すことは無い。この”世界”はこの”世界”の理がある。
「開錠。」
また絡まれるのは嫌だしねー。
侑子さんに関してはノーコメントでお願いします。
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