『屍姫』編
ガウン!ガウン!
夜の街に銃声が響く。
『
ハハハ!キカンゾ!オトナシク ワシニ クワレロ!!
』
ドォン!
「ちょっと旺里!なんなのよこいつ!」
「お、俺にも!屍とは違うの?!」
「私の銃が効かない!」
「!眞姫那後ろ!」
「!」
間一髪避けた先に化物の拳が振り下ろされる。
『
ハハハ!ムダダムダダ!!
』
仮面の化物は執拗に二人を追いかける。
「い、行き止まり!?」
『
シネェ!
』
ザシュ!
『
ギャァ!
』
振り上げられた化物の腕が地面に落ちる。
「・・・まったく、藍染はどこまで虚をばら撒くつもりなんだよ・・・。」
ぶつぶつと呟く。
「こちら護廷十三隊異世界対策班班長。十二番隊に報告。異世界”○○県 ××市”上空に空紋および虚確認。っつーか既になんか二人ほど人間襲ってまーす!」
『確認。てか「襲ってまーす!」じゃねぇよ!さっさと片付けろ!処理確認後、空紋封鎖処置に入る!』
「了解。
渡れ 黒鶫
。」
空紋が閉じるのを確認して、
「・・・まぁ・・・いいか。」
下でちょっと睨みつけている旺里と眞姫那を見下ろす。どうしようと考えてめんどくさいと丸投げ。
「早く帰ろ。開錠。」
今度会ったら絶対あのエセヨン様ぶん殴ってやる・・・!
そんな物騒なことを考えるであった。
屍と虚って似てね?という素晴らしくあほで単純思考から生まれました(爆)。
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