Green and Blood〜act11〜
ハートの城に到着。
「・・・本当にハートだらけ・・・ファンタジー・・・。」
迷路のようになった庭の前にの放った第一声。
「・・・あはは・・・とりあえず行きましょう。」
「あ・・・うん・・・は!」
「どうしたの?」
「な・・・なんか寒気が・・・「アリスー!ー!」
向こうからもっのすごくいい笑顔で駆け寄ってくるペーターが見える。
「会いたかったですー「寄るな変態!」
「グハァ!」
ホームラン。ペーターはお星様になった☆
「・・・ふぅ。」
「・・・・・・あなた・・・。」
「・・・お嬢様・・・。」
なんかもうすっきり☆といった笑顔で木刀を腰のホルダーに納めるに少々引きつった笑みを見せるアリスと。
「ん?何?さ、行こう。」
「え・・・!あ、う・・・うん。」
三人が歩き出そうとすると迷路の入り口のところで胡散臭い爽やかな笑みを浮かべながらパチパチと拍手をする人物が。
「やー、君凄いねー。気に入ったよー。」
にこにこにこ
・・・もんの凄く胡散くせー・・・。
は眉間に皺を寄せながら心の中でそう思った。
「・・・エース・・・珍しいわね。あなたがここにいるなんて。」
「そーなんだけどさー。なかなか城までたどり着けなくて。アリスー、連れてってくれない?いい加減戻らないと陛下が怖いからさー。はははは。」
「・・・わかったわ・・・。、行きましょう。」
前にアリスと。その後に。更にその後をエースがついてくる。
「・・・誰?」
「ハートの城の騎士。エースっていうの。あの人めったに城にいないの。」
「何でだ?」
「・・・末期的な方向音痴な上にトラブル吸引体質で・・・一回城から出るとしばらく戻ってこないっていうか・・・戻ってこられないのよ。・・・城の中でも迷子になって自分の部屋に戻れないからって廊下でキャンプしてたりするし・・・。」
「・・・それは重症だな・・・。」
そんな二人の会話が聞こえているのかいないのか、最後尾でエースはにこにこと胡散臭い笑顔で歩いていた。