Green and Blood〜act16〜

「ふふふ・・・そうと決まったら・・・ナイトメア?覚悟しておいてな?」
「へ?」
滞在できると決まった途端、の表情が一変、背後に黒いものが見えた。
「あんたのその青白いあからさまな病人面・・・三割増でよくしてあげるよvv」
獲物を見つけた肉食獣の表情(笑)。
その表情にナイトメアだけでなく、グレイまでもが冷や汗を流した。
「・・・・・・?」
「あ、ごめんごめん。」
アリスに声をかけられてぱっと振り向けば、素の穏やかな笑みに戻る。
その変わり身の早さにナイトメアもグレイも少々驚く。
「んじゃー、ちょっと荷物取りに行ってくるな。ー。」
固まっていたの前で手をひらひらさせると、ハッとようやく我に返った。
「お、お嬢様?!」
「ん。お帰り。僕たちここに滞在させてもらうことになったから、荷物取りに行くけど?」
どうする?と聞けば、「行きます!」と元気のいい返事が返ってくる。
「と言うわけで、ちょっくら行ってきまーす。」
の手を引き、アリスに視線を送れば、わかったというように頷く。
「それじゃぁ私ももう行くわね。ナイトメア、ちゃんと薬飲みなさいよ。」
「嫌だ!」
「大丈夫だよ、アリス。僕にまかせてーvv」
ふふふーと、不適な笑みを浮かべるにナイトメアは怯え、グレイとアリスはなんだかわからないが頼もしいとか思っていた。
主人公は強い子(笑)。
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