Green and Blood〜act20〜
はふと思いついた疑問をぶつけてみた。
「そういえばさ、次の会合っていつ?」
なんとかナイトメアに仕事をさせ(途中で吐血しかけた)、ひと段落して休憩中。はグレイに訊ねてみた(ナイトメアは無視)。
「そうだな・・・十時間帯後だな。」
「・・・それってどんくらいだよ。」
紅茶をすすりながら眉をひそめる。隣ではがマグカップに注いだホットミルクを飲んでいる。
「まー・・・それはそうと・・・」
呟きながら机に突っ伏して魂の抜けかかっているナイトメアに視線を送れば、グレイもつられてそちらを見る。
「アレをどうにかしないとなー・・・一応主催者だろ・・・。」
「・・・そうだ。」
まだ机に突っ伏して唸っているナイトメアに二人そろって溜息をつく。
「・・・グレイ・・・。」
「・・・あぁ・・・。」
目と目で合図しあうと、ソファから立ち上がる。そして、
「ナイトメア様。」
「・・・ん?」
ガシ
グレイに後から羽交い絞めにされるナイトメア。
「な!何をするグレイ!・・・って、!その手に持っているものはなんだ!?」
「ん?薬v」
「ハートマークをつけるなー!!」
じたばたと暴れるナイトメア。微動だにせずそれを押さえつけるグレイ。にっこり笑顔で小瓶に入った薬を持つ。
「苦いからやだとか子供みたいなこと言ってるんじゃないよー。」
「嫌なものは嫌なんだー!」
往生際悪くグレイの腕から逃れようとしている。
「こんなん一口で終るじゃん。」
「い・・・嫌だ・・・!そ・・・そうだ!それなら君もこれを飲みなさい!」
「?ナニソレ?」
ナイトメアの手にはが持っているのとは少し違うデザインの薬瓶。中にはいっぱいに液体が入っている。
「この世界に来たからにはゲームに参加しなくてはいけない。我々のゲームは『領土争い』だが君のゲームは『帰るか帰らないか』だ。アリスもこのゲームをし、そして『帰らない』を選んだ。」
「アリスも・・・?って、は?」
「そのこは君の結果によって左右される。だから、心配はいらないよ。」
「ふーん。」
ナイトメアから薬瓶を受け取り明かりにかざしてみる。
「僕がこれ飲んだらナイトメアも薬飲む?」
「う゛・・・そ・・・それは・・・。」
「飲むよな?」
「・・・わ・・・わかった・・・。」
「よし。」
薬瓶の栓を抜き、一気飲み。
「・・・っはぁ・・・。よし。はいvナイトメアの番だぞーvv」
「・・・!!」
結局その日も無理やり薬を飲まされるナイトメアの姿があったとか。
ハトアリネタとクロアリネタを混合させてます。
いきなりクローバーの国ですからね。
この後もちょこちょこ出てくると思います。
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