Green and Blood〜act4〜
「そうだ、アリス。この辺り案内してくれないか?寝床と食扶持探さないといけないし。あと、できれば『帽子屋』とか『女王』とかにも会ってみたいんだけど・・・できる?」
「いいわよ。みんな知り合いだし、紹介してあげるわ。なんか知らないけど、『余所者』ってこの世界じゃ結構人気者らしいわよ?」
アリスがニッコリと笑って応えれば、眉間に皺を寄せていたも表情を緩める。
「えー、も森に住めばいいじゃーん。俺が宿屋かどっかと繋げてやるからさー。」
「・・・あー・・・そりゃどーも。でもとりあえずこの辺のこと把握してから決めるわ。一回りしたら一度戻ってくるから。荷物置いとくけど、いじるんじゃねーぞー。」
「「はーい。」」
「よし、行くぞー、ー。」
「はい。」
なんだか後でぶーぶー文句を言っているボリスとピアスを置いて、アリスと共に森を出た。
オマケ
「そういえばっていくつ?」
「ん?僕?20歳。」
「あ、やっぱり年上だったの・・・。」
「アリスは年下か。お姉ちゃんって呼んでもいいぞー(頭なでなで)。」
「///(う・・・なんか逆らえない・・・)。」
「?」