in ジョーカーの国のアリス

「こんにちわー。書類のお届けでーす。」
「おぉ、ではないか!ちょうどいい、お茶にしようと思っていたところだ。もちろん、断ったりはしないだろうな。」
「・・・首は刎ねられたくないですからねー・・・。」

何がどう時空が繋がっちゃったのかこのWonder World不思議の国へやってきて・・・多分・・・一ヶ月?(だって時間感覚違うんだもん)。この国では一応『余所者』(なんか不本意)というくくりに分類されるらしいあたしはとりあえず国の中心に聳え立つ”塔”を拠点に、郵便配達みたいなことをさせてもらっている。衣食住は”塔”で提供してもらってるからね。ただ飯ぐらいっていうのもなんだし。・・・いつ帰れるかわかんないし。

「あら、も来てたのね。凄い久しぶりな気がするんだけど・・・、」
「んーと、多分十時間帯ぶりくらいかなー・・・?こっちのほうに来る用事もなかったし。」
何時もの薔薇園のお茶会のテーブルに着けば先に来ていたアリスが宰相さんをシメテいる所だった。あれー?この二人付き合ってなかったっけー?(本人に言うと物凄い勢いで否定される)。
「おやおや、妾も仲間に入れておくれ?」
「ビバルディ。ただ久しぶりって話をしてただけよ。」
「そうか。ふふふ、女の子だけのお茶会・・・楽しいのぅ。」
・・・なんか凄い強調してるけど気にしない。アリスが宰相さんを思いっきり踏みつけているのなんて見えてない・・・!(そして宰相さんが超笑顔なのも気のせいだ!)。

それからこの国に来てからお友達になった伝言係の小鳥さんに次の配達の仕事が入ったという連絡を貰うまでお茶会は続いた。・・・途中で乱入してきた騎士さんと宰相さんがバトり始めたときはどうしようかと思ったけど(アリスが笑顔で追い出した)。

世界観的にはジョカアリ辺りで(まだゲーム未プレイ)。普通に空飛んでもあの世界だったら何でも在りだよね!的な感じで郵便配達です(え)。狐だけど鳥(鴉)だからピアスとも仲良いし、鳥(鴉)だけど狐だからボリスと張り合えます(どんな基準?)。
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