あなたとお茶会を[2]
城に付き、近くにいたメイドを捕まえて招待状を見せてビバルディのところに案内してもらう。
「ご機嫌麗しゅう、ビバルディ女王陛下。本日はお茶会へのお招き、まことにありがとうございます。」
すでに薔薇の迷路の中のお茶会テーブルについていたビバルディに優雅にお辞儀をすれば、ビバルディもにっこりと微笑み返す。
「よく来たな、。さぁ、お座り。アリスもまもなく来るぞ。」
「あ、アリスも来るんだ。よかった。多めに作って来て。」
席に着きながら持っていたバスケットを示す。
「ほぅ。何を作って来たのじゃ?」
「ん?とりあえず簡単にクッキーをね。」
そう言って紅茶を注ぐために近づいてきたメイドにバスケットを渡す。
「ふふふ。それは楽しみじゃ。」
「んー、そんなに期待されてもなー。」
と、苦笑していると、
「へー、の手作りかー。俺も食べたいなー。」
がさごそと薔薇の塀の中から現われるエース。
「・・・おぬし、どこからわいてきおった。」
「嫌だな陛下。そこから出てきたんじゃないですか。老眼ですかー?」
このさわやか腹黒似非騎士め。
そんなやりとりをしていると、
「あぁ、!!何故ここに?!あ、すいません!愚問でしたね!!僕に会いに来てくださったんですよね!」
「寄るな、変態ストーカー。」
キラキラと花を撒き散らす勢いで現われたペーター。
チャキ
に抱きつこうとするが、やっぱり日本刀を突きつけられる。
「そこの腹黒騎士もさっさとキエロ。これからお茶会するんだ。」
「えー、俺たちも参加させてくれよー。」
「
キ・エ・ロ!
」
怒りMAX。
そんな様子にビバルディはというと、
「その様なものたちの血での手を汚すのは忍びないのう。しかし、役持ちを殺すのも面倒じゃ・・・。」
とか言いながら既に一人お茶会を始めちゃってる。
「ビバルディ・・・こいつら殺したい・・・。」
「別に、わらわは構わないよ。お前のお好きにおし。」
そんな物騒な会話をにこにこと微笑みながらお茶会のテーブルでする女性二人ってどうよという突っ込みはしない方向で。
「んじゃ、遠慮なく。」
と、言うが早いか、手に持っていた日本刀はライフルに。
「
シネ。
」
はライフルをぶっ放した。それをエースとペーターはマトリックス並の動きでよけていく。
「・・・なんかむかつく・・・。」
額に怒りマークを浮かび上がらせながらはライフルを乱射しまくった。
ペーターとエースがどんどんおかしくなっていく・・・(爆)。
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