あなたとお茶会を[3]

しばらくそんなやり取りが続いていた。
と、そこへ、
「遅くなってゴメン、ビバルディ・・・って何してるの?」
「「「アリス。」」」
三人の声がハモった。そりゃもうキレイに。
「ちょっと待っててー。こいつら排除するから。」
もーニコニコと額に怒りマークをつけたままアリスに応える。そのあいだもライフルは乱射されている。
「・・・うん。・・・目が・・・笑ってないわ・・・そしていろいろと突っ込みたいことはあるんだけど・・・とりあえずそのライフルはどうしたの?
「んーと、木刀が日本刀になってライフル?」
「・・・そう。」
もー何が起きても驚かないという顔をするアリス。
「アリス驚かないんだー。」
「えぇ。ブラッドのステッキとか、双子の斧とか、ペーターの時計とかが銃に変るの何回も見てるから・・・。」
「へー。それはそれは。」
一度見て見たいなー、とかいう会話をしつつもBGMはライフル乱射音(爆)。
「なー、なんでそんなに怒ってるのさー。俺何にもしてないぜー?」
「僕だって!なんでこんなのと一緒にされているのかわかりません!」
「お前ら二人とも生理的に受け付けないんだよ!!とにかくさっさと消えろ!!」
ズガガガガガガガ
「あはは、しょうがないなー。今日は退散しとくよー。」
「今度はアリスと三人でお茶をしましょうねー!」
「二度と近づくなー!」
ガガガガガ
むかつくぐらいのいい笑顔で去っていくペーターとエースの背後に発砲するのも忘れずに。
「・・・ふー・・・お待たせ。」
木刀に戻ったライフルをベルトに戻し、ニッコリと振り返る。さっきまで殺気ばりばりでライフルをぶっ放していた人物とは思えない。
「よい。それにしてもあの二人はよほどお前に嫌われておるのじゃな。可愛そうに。」
「ビバルディ・・・かわいそうって思ってないでしょう(苦笑)。」
くすくすと楽しそうに笑うビバルディにアリスが突っ込む。
「あは。なんかー、あの二人、生理的に受け付けないんだ。
あははーと笑いながらもの目は笑っていなかった。
アリスは突っ込み担当(笑)。
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