オーニソガラムを抱いて
「兄さん、今いいですか?」
ノックをして兄さんの部屋に入ると、なんだか難しい顔でパソコンの画面を睨みつけていたけど、僕が入っていくと画面から視線を外して僕に笑いかけてくれる。
「すいません、忙しかったですか?」
「いや、これは部のほうだから、大丈夫だ。」
そう言いながら手招きしてくれる兄さんのそばによってパソコン画面を見せてもらうと、そこには沢山の数字が並んでいる。
「・・・部の収支ですか?」
「あぁ。色々とかかるんだ。それに、頓着しない奴らが多くてな。」
俺がいなかったらおそらくあの部は経済破綻を起こしているな。
なて言いながら溜息をつく兄さんは凄くかっこいいと思う。
「・・・やっぱり兄さんは凄いです。」
「ありがとう。ところで、何か用があったんじゃないのか?」
「あ、そうだ。えっと、ここなんですけど・・・、」
「あぁ、これはこっちの公式を使ったほうが早いな。これでも解けるが、こっちのほうが早い。」
「えっと・・・あ、本当だ。ありがとうございます、兄さん。」
結局他の問題も兄さんに見てもらって、その日の課題を終わらせた。
僕の兄さんは優しくてかっこよくて頭が良くて、最高の兄さんです。
毎度おなじみ
なんか間違ってる・・・!
しかも超短い・・・!ありえない!
腹黒鏡夜先輩の弟は真っ白でいて欲しい・・・!(願望)。
※オーニソガラムの花言葉→純粋・才能
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