あー・・・俺やっぱ影薄いのかなぁ・・・俺父さん似だからなぁ・・・なんてちょっと自嘲気味に思いながら我が弟達が所属するホスト部の片隅で鏡夜君と打ち合わせ中なのだが。
「(誰もこっち見やしねぇ・・・)。」
鏡夜君がいるにもかかわらずみんな(我が弟さえも)こちらに人がいることに気づいていない。ちょっと凹む。
「大丈夫ですか、さん。」
「あはは・・・大丈夫です。まぁ・・・慣れてますから。」
ちょっと凹みますけどね。
空笑い。
「えっと、じゃあ次の衣装はコレで・・・サイズとか大丈夫?こないだ採寸したのは三ヶ月前だけど。」
「あぁそうですね。一応採寸もお願いしておきます。」
無駄に成長期な人もいますから。
なんてちょっと棘のある発言をして視線を向けられた先にいたのは環君だった。鏡夜君・・・相変わらず環君には容赦ないね、君。
「それじゃぁ・・・ハルヒ!ちょっと!」
鏡夜君に呼ばれて初めてそこに人がいるのに気づいたような表情をするハルヒ君(実は女の子だと聞いたときにはなんとなく納得してしまった)。
「あ、さん。お久しぶりです。すいません、気づかなくて。」
「いやー、慣れてるから。それより、前の採寸から三ヶ月たってるから一応またサイズチェックさせてもらっていいかな?」
そう言ってノートとメジャーを取り出すと素直に頷いてくれるハルヒ君は本当にいい子だよ。我が弟どもにその爪の垢煎じて飲ませてやりたいよ。
なんて思っていたら。
「「兄さんいたんだー、何やってんのー?って仕事だよねーそれ以外とりえないもんねー。」」
うわ、ムカツク。このドッペルゲンガーズめ。
「そーだよ仕事だよ。採寸の。ハルヒ君終わったらお前達もやるからその辺で待ってろ。」
「「はーい。」」
その後全員分の採寸を終えて帰宅した俺だが、教室から出るときにも誰にも気づかれなかったてのが、やっぱりちょっと凹んだなぁ・・・(苦笑)。
タイトルの意味不明・・・!いろいろと無理矢理感満載・・・!
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