小さなやきもち

久しぶりに昼食をとろうと食堂に行ったら弟達がいました。
ちょっと声をかけたら凄い勢いで驚かれてしまいました。
・・・そんなに驚かなくてもいいと思うんですけど・・・。

「珍しいねぇ〜、ちゃんが食堂に来るなんて〜。」
「私もたまには食堂で食べますよ。」
相変わらず崇にへばりついている光邦君とほのぼのトークをしていると崇がちょっと不機嫌になっています。
「崇。何不機嫌になってるの?」
「・・・別に・・・。姉さんは教師なんだから・・・あまり生徒となれなれしくしないほうがいいと思う・・・。」
なんて言ってくるもんだからもう、かわいくって!
「大丈夫よ。私は初等部受け持ちで高等部は関係ないもの。」
ぽんぽんと崇と光邦君の頭をなでて、
「それじゃ。あなたたち早く食べちゃわないと昼休み終わっちゃうわよ。」
崇と光邦君から離れて私も昼食を購入する。
・・・たまには帰って甘えさせてあげたほうがいいのかしら。
なんて。先ほどの崇の様子を思い出して思わず苦笑がもれた。
なにこれ。モリ先輩のキャラが違いすぎる・・・!
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