あたしはお母様に呼び出された。

第十五話〜ゆれるオモイ〜

ちゃん。ひよこやの皆さんにお会いしてからもう3ヶ月。そろそろちゃんとお相手を決めてもいいのではないかしら?」
異界『ヤマト』の実家。あたしは毒舌ブラックオーラを背中に背負ったお母様と対面中です。
「お母様・・・まだ3ヶ月です。決めろといわれましても・・・。」
「あら?わたくしとお父様は1ヶ月で結婚しましたわよvv」
おほほと微笑むお母様にあたしはお母様が凄い勢いで迫ったからだろうと突っ込みたかったが お母様に逆らえるわけもなく。引きつった笑いを返すだけ。
「まぁ、今日一日じっくり考えなさい。明日、ちゃんと答えを聞かせていただきますわ。今日はこちらに泊まりなさい。」
そう言ってお母様は持っていた扇子をぱんと景気のいい音を立てて閉じ、部屋を出て行った。

ぼふ
「は〜・・・。」
お母様が出て行った後、あたしは自分の部屋に行き、ベッドにだいぶ。
更にも呼び出す。
〜話し終わったみたいだね。」
「うん。聞いてたでしょ?」
「聞いてた。で、はどうするの?」
「どうするって言われてもね〜・・・。」
あたしはまだ結婚とか考えたくない。ひよこやの皆は優しいし、楽しい人ばかり。
その中で結婚相手なんてまだ考えたくない。
「明日、ちゃんと当主に話すんでしょ?」
「うん。ちゃんと・・・言う。」
まだ、皆と友達でいたいと。
「それでこそ僕の主だ!」
「主って言わないで。も友達。」
「えへへ。」

次の日。また昨日と同じお母様の座敷にあたしはいた。
ちゃん。考えはまとまったのね。」
あたしはお母様の目をしっかりと見つめる。
「はい。あたしは・・・」

いよいよ次でおしまいです!長かった・・・(サボってただけ
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