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「まだ一人に絞るということはしたくないとお母様には申し上げました。」
あたしの言葉に皆は一瞬ほうけたような顔をした。そして一番最初に我に返ったのは五男皐月。
「ちょっと待て。一人に絞れって言われたのにその結論って矛盾してんじゃねぇか?!」
「んー、だってまだ三ヶ月だもーん。一人に絞れって言われたってねぇ?それともなに?皐月選ばれたかった~?」
「な!!///そ・・・そんなわけねーだろ!!」
あたしがからかうように言うと皐月は顔を真っ赤にして反論してくる。かわいいなー(笑)。
「それじゃぁ、楓さんはまだ誰とも婚約する気はないってことだね。」
そういってきたのは四男椎。
「うん。まだね。お母様もとりあえず納得してくれたし。・・・まぁ、これからお母様のいやみ攻撃からどう逃れるかが問題だけど・・・。」
そういってあたしが遠い目をするのを皆は苦笑しながら見ている。
「で、これからお前はどうすんだ?」
三男三笠。
「あたしは、まだ皆と友達でいたいの。だから一人なんて選べない。皆友達。だから・・・これからもよろしくね!皆!大好き!」
あたしは皆大好きだから!