壱也さんから早速連絡が来た。

戦闘開始

『今週末あたりにまずは三笠を行かせますから。』
・・・ええ・・・一番暇そうだとは思いましたけどね。
行き成りそこからですか・・・壱也さん・・・。
怖いなぁ・・・。

週末。とりあえずあたしはひよこやへ三笠を迎えに来た。
そこに居たのはロープでぐるぐるまきにされ、椎に黒いオーラで脅されている三笠の姿だった。
「えーっと・・・突っ込んだほうがいい?
「・・・突っ込み入らないからこれほどいてくれ。」
・・・哀れだなぁ・・・。
「何でこんな状況になってんの?」
まぁ、大体予想はつくけどさ。
「ん。だって、ほっといたら絶対約束すっぽかして遊郭とか競馬とか行くでしょ?三笠。」
椎の黒いオーラあ〜んど黒笑・・・。こ・・・怖い・・・。
「あー・・・否定できないあたりが悲しいかな。でもこの状態で移動は出来ないでしょ。」
「そうだね。」
解いたら絶対逃げる。そう思うってか絶対。
「・・・三笠。とりあえず終わったら競馬の予想やったげるから逃げないで。」
「・・・乗った。」
よし。
「だって。解いたげて。」
「いいの?ちゃん。」
「いいのいいの。・・・ちゃんと連れてかないと・・・お母様が怖いから・・・。
それを考えれば競馬の勝ち予想くらいやったげてもいいわ・・・。
「わかった。三笠。ちゃんと大人しくしてなよ。」
「うるせー。」
・・・どっちが年上だかわかんないわ、この二人。
とりあえず三笠のロープを解いて、いざお母様のところへ。
「あ、めんどくさいから空飛んでくけど、おっけー?」
三笠も飛べるのよね。確か。カラスだし。
「ああ、いいぜ。」
「よし。しゅっぱーつ!」

戦闘開始です(笑)。

戦闘開始(笑)。まずは三笠です。だって一番暇そうなんだもん(苦笑)。
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