「ふーたーばーvv」
「みゅ!」
双葉潰れる。
「・・・こんにちわーさん。双葉潰れてますよ。」
「きゃー!ごめんなさーい!双葉大丈夫ー!?」
「みゅー・・・『大丈夫なのだ・・・。』」
「よかったーvv」
「みゅー!」
さらに抱きしめられて潰れかけてる双葉。
「さん、今日はお仕事は?」
そんな光景にもなれたもので。椎は何事もなかったかのように店の商品を並べつつに質問する。
「んー、今日はお休みよー。だから双葉をデートに誘いに来たんだけどー?」
双葉を抱きしめたままぶんぶんと腕を振り回し、番頭の澪のほうを見る。
双葉はもう目を回して気絶寸前である。
「は!何がデートだ。双葉はこれから皐月と仕入れだ。」
澪の一言。
「あ、やっぱ無理か。」
は腕の中の双葉を見下ろす。
振り回されていたのが止まって、なんとか意識を保っている双葉はの腕から抜けると、ポンと音を立てて大人バージョンになる。
「すいません、さん。折角着て頂いたのに。」
「うんん。いいの。いきなり来たあたしも悪いんだし。今度は休み、前もって知らせとくわ。そしたら休める?」
「ええ。その辺は。本当にすいません。」
「大丈夫よ。あたしは双葉のこと、大好きだもの。」
はにっこりと笑う。
「かー!店先でいちゃついてんじゃねぇ!双葉!さっさと仕入れ行って来い!」
ポン!
「みゅ!」
「ひゃ!」
澪の一括に驚いて双葉は元に戻る。
も驚いて少し飛び上がった。
そんな二人を見て椎は少し苦笑している。
「あははー、怒られちゃったー。じゃ、あたしは帰るねー。お邪魔しましたー。」
ちゅ
はそういって帰っていった。最後に双葉の頬にキスをして。
店先には顔を真っ赤にして、魂が抜けたようになった双葉が残されていた。
・・・その後やっぱり澪に怒鳴られている双葉の姿があった。