「りくおにーちゃーん!」
「うわ!」
異界についたと思ったら何かがタックルしてきた。
・・・いや、何かはわかってるんだけどね。
「。危ないっていつも言ってるだろうー・・・。」
「だって。りくおにーちゃんに会えるの楽しみだったんだもん。」
えへへーと満面の笑みでかわいい妹が笑う。
俺なんかやたら懐かれてるんだよねー。
かわいいけど。
「ねぇ、おにーちゃん!遊ぼ!」
「あのなー・・・俺バイトしにきてんだけどなー・・・。」
「えー。遊ぼーよー!」
服を引っ張るな服を。
「むー・・・。ねーみーおー。」
「あ゛?うるせぇぞ。」
「黙れバケネコ。ねー、りくおにーちゃんと遊んできてもいー?」
「あー行って来い行って来い。煩いのがいなくて清々するぜ。」
「煩いバケネコ。まぁいいやー。澪の了解も出たしー。おにーちゃん行こー!」
・・・あはは・・・仲悪いなー・・・この二人・・・。
「・・・それじゃーいってきまーす・・・。」
「早く早くー!」
「はいはい。」
・・・ま。かわいい妹のためだもんな。たまにしか会えないし。
「おにーちゃん、大好きv」