扉を開けたら・・・もうこりごり

「とまぁ、こんなことがあったのよ。」
「へー。連絡もないからどうしたのかと思ったよ。」
あたしは今、ひよこやにいます。こないだのことを報告にね。陸には学校で話してもよかったんだけどさ。さすがに異界の話を学校でするわけにもいかないからね。
「桜蘭ってあのお金持ち学校だろ?ホスト部って・・・。」
「あたしもびっくりしたわよ。なんか部長さんのバックに薔薇が見えるし。」
「(苦笑)。」
あたしと陸はホスト部について苦笑しながら話す。
「けど何でそんなところに繋がっちゃったんだろうね。」
「うん。なんか後で時空管理局から時空波の歪みが出てるって注意報が出てたらしいの知ってさ。その歪みにつかまっちゃったらしーのよね。」
「・・・そんなの合ったんだ。」
陸がへーといった顔をする。
「ま、今度からは気をつけるわ。もーあれはこりごりだもの。」
「僕もー。」
頭の上のもため息。陸も乾いた笑いをする。

何はともあれ、あんなこともうこりごり。

―ホスト部side―
「すごかったね〜♪」
「「またこないかなー。」」
「無理だと思うよ。」
「俺の情報網を駆使すれば彼女がどこの誰かくらいは調べられるが?」
「・・・鏡夜先輩・・・やめてください・・・。」

鏡夜先輩だったら絶対やる・・・(苦笑)。
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