ご対面〜三笠編弐〜

「お母様、ひよこや三男、三笠を連れてきました。」
「お入りなさい。」
いよいよお母様と三笠の対面。あたしは部屋のふすまを開けて中に入る。
お母様はくつろいだ様子でたばこを吸っていた。
「お座りなさい。」
あたしと三笠はお母様に促されるままにお母様の正面に座る。
「はじめまして。私がの母、桜、と申しますわ。」
たばこを持つ手と反対の手に持っていた扇で口元を隠しながらほほほと笑う。
「へー、美人じゃねぇか。お前の母ちゃん。おまえにてねぇな。」
「五月蝿い。」
あたしはハリセンで三笠の頭をはたいた。
どこに持ってたんだとか企業秘密ってことで(笑)。
「あらあらちゃん。そんな乱暴なこと女の子がしちゃだめじゃないの。
にっこり。
ブラックオーラ発動!!(笑)。
三笠引いてる引いてる・・・。
「・・・似てほしい?」
「いや・・・遠慮しとく。」
だろうね。
「椎あたりと気が合いそうだよな。」
「うん・・・。」
あたしもそう思うよ。

その後は座敷でまったり昼食。・・・久々にじーちゃんとばーちゃんととーさんをみたよ(苦笑)。
三笠はいろいろと質問攻めに合っていた(特にじーちゃんに)。

そんなこんなで今日のご対面は終了。
「はぁ・・・疲れた・・・。」
「そりゃこっちの台詞だ。」
・・・これがあと五人続くのかー・・・。あたしの神経持つかなぁ・・・。

とーちゃんとかばーちゃんとかじーちゃんは本当にめったに出てきません(苦笑)。
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