ご対面〜陸編壱〜
「あ、陸。」
「さん、何?」
日本。学校にて。下校時間に陸を呼び止める。
「今度の休み、あいてる?」
「うん。大丈夫だよ・・・ってかもしかして・・・。」
「ビンゴ。寮に迎えに行くから。あたしん家の鏡から行くからね。」
予定を尋ねただけで何の事か察してくれるのはありがたいわー。
「・・・うん・・・。皐月が気合い入れとけって言ってたけど・・・。」
「あー・・・気合い・・・気合いね・・・うん。気合いと・・・覚悟も必要かもよ?」
あははーと言えば陸も顔を強張らせる。
「はは・・・。」
次の休みが最終決戦。
約束の日。あたしは寮に陸を迎えに行き、ヤマトへと向かう。
「今日はサイカいないのー?」
あたしの頭の上でが言う。
「今日は居ないわよ。今度遊びに行ったときね。」
「ごめんね。。」
そんな会話をしながら店に向かう。
「はい、とーちゃく。ココがあたしの実家。」
「あー・・・ちょっと緊張してきた・・・。」
「ファイト。」
自分もな。そんな自分突込みを入れつつ店の奥へ。
最終決戦、始動です。