またですか?弐
「お母様。、まいりました。」
店について奥へ行く。声をかけてびくびくと襖を開ける。頭の上のもちょっとキンチョーして固まってる。
「お座りなさい。」
促されてあたしはお母様の前に座る。
「あなたを呼んだのは他でもありません。ひよこやの方々のことです。」
やっぱり。最近はそれしかないもんねー。
「ひよこやの方々が・・・どうかしましたか?」
対面した感じではお母様の気に障るような人はいなかったといなかったと思うけど・・・特に椎なんかめっちゃお母様と気が合いそうだったし(苦笑)。
「そうねぇ。椎さんは特に気に入りましたねv」
「・・・読まないで下さい。」
「おほほほ。」
おほほほ。じゃねーよ。
「・・・で、本当になんですか?」
まじ、自分の母親ながら怖いわぁ・・・。いや、本当まじで。姉様がお母様の血・・・引きまくってるのよね・・・。二人揃っちゃうと最恐よ?
「おほほ。そんなにせかさないの。ひよこやの皆さんのことはちゃん、あなたの将来にかかわることでもあるのよ?」
「う゛。」
そーでしたぁ!そーなんですよ!あたしの婚約者候補なのよね!ちょっと忘れてたけど!(苦笑)。
「それでね、ちゃん。」
お母様の表情が真剣になる。う゛・・・余計怖い・・・!
「誰にするか決まったの?」
「は?」
またそこ?!
「いや・・・ま・・・まだですが・・・何か?」
「あらまだなの?優柔不断ねぇ。」
ほほほと笑うお母様。いや、ほほほ言われましても!!
「・・・だから・・・お母様と一緒にしないで下さい・・・。」
「そう?まぁ、お母様は皆さん気に入りましたから。決めましたら早めに報告しなさいね?」
「は・・・はい・・・。」
やっぱりお母様はマイペースだ・・・。
そんな感じにお母様との面会は終わったが・・・なんで自分の母親と話しすんのにこんなに疲れなきゃいけないんだろう・・・(半泣)。
こんな母親だったら面白いけど、精神力持たなさそうです・・・。
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