少しくらい悩ませてくれたっていいんじゃない?

あれからあたしの頭はいろいろとパンク寸前だ。
あの後はもうデートどころじゃないくなって椎に送ってもらって家に帰った。帰って速攻精霊石の中から一部始終を見聞きしていたに茶化されたのでとりあえず殴っておいた(なんか「動物虐待!」とか叫んでたけどスルー。お前動物じゃなくて精霊だろう)。

「う゛ーあ゛ー。」
今日は月曜日。学校である。現在進行形であたしはかなりの勢いでおかしな人と化している。
「・・・ちょっと、何『あ』行に濁点つけてうなってんの・・・。」
「う゛ー・・・ごめん。スルーしてぇ・・・。」
「無理に決まってんでしょ。さぁ原因は何かとっとと吐いちゃいなさい。」
「とりあえずあんたはその手帳をしまえ。あと目を輝かせるな。人を何だと思っている。」
ネタ提供マシーン。
「もはや人じゃない!?」
とかなんとか新聞部部長に昇格したクラスメイトとコントを繰り広げつつもあたしの頭の中では昨日の椎の告白が頭の中をぐるぐる回っている。
「(う゛ぅぅ・・・情けないぃぃぃぃ・・・・・・・・・(泣)。)」
心の中でだけ大きな溜息を一つ。
「(・・・とりあえず、お母様には知られないようにしよう)。」
無駄だろうな。
そう思いながらも知られないことを願わずにはいられなかった。


いろいろと大変なことになっています(苦笑)。
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