らぶ・あたっくは近所迷惑!act6

「えー、また?」
「あっちゃー・・・もう一回?」
御崎の呆れ声とのため息混じりの声がする。
「おー、噂をすれば影じゃなあ。一晩に二回も出るとは珍しい。」
「そうですわね。それでは皆様、お気を付けて良い夜をお過ごしくださいませ。」
「はーい。んじゃまた明日ー。」
なんだか硬直する空気の中八雲たちとはのほほんと全くもって動じる様子は無い。
「え?本館まで帰れるんですか?しかもお膳持ったまま。それにさんも怖くないんですか?」
真一が慌てたように尋ねれば、あっさりと答えが返ってくる。
「ご心配なく、慣れていますので。でも、皆様は真似をしないでくださいね?」
「うっかり動くと、元の部屋に戻れなかったり、窓から落ちたりするからのう。まあ、始まってしもうたもんは仕方ないと諦め、大人しくその場で待つのがよろしい。ではな。」
それだけ言い残して二人の足音が遠ざかっていく。
「へえ、ほんとうに歩いて帰ったんだ・・・。慣れって凄いね。も慣れてるみたいだけど。」
「そりゃ慣れてるよ。うちのじい様とか弟に比べたらそうでもないけどさ・・・しょっちゅうありえないような妖退治とか命令されてるんだもん。こんくらいへでもないわよー。それに暗視術使えるから暗くても見えるしねv」
イタチさんが感心したように言えばは少し遠い目をしながら(見えないけど)答える。それに向こうで御崎の「それは凄いわねー」という声が聞こえる。
「まーいいわ。さっき聞きそびれた質問してもいい?動けないし。」
「いーですよー。質問どうぞー。」
見えない中で御崎の質問タイムがスタート。
「では安倍への質問タイムをはじめまーす!どんどんぱふー!」
「わーい!」
「経島先輩ー!?さんも乗らないでください!」
御崎のよく分からないノリに一緒になってパチパチと乗っかっちゃってるに真一の突っ込みが入る。
「いーじゃない!はい第一問!」
「はいどうぞー!」

こんなノリで質問タイムは寝るまで続き(終わっても暗闇は続いていたのでクズリ基イタチさんの炎やら暗視術をかけたに助けられつつ布団を敷き終えた。
ちなみに質問タイムでいろいろ質問が飛び、があの陰陽師安倍清明(生まれ変わり)の孫だとか十二神将のこととか今まで退治した妖のことetcについて洗いざらい吐かされた。さらに一緒に付いてきている神将たちまで紹介させられてちょっとぐったりしているの姿があった(そこを狙って抱きついた奈良山はの拳に沈められたが)。
自己満足・・・!
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