ようこそ異世界へ!〜act10〜

「ヴォルフラム!勝負しよ!!」
「は?」
また、の爆弾発言が出た。

数日前、風の魔術を習得したは、暇さえあれば森へ行き、魔術の精度を上げ、腕をぐんぐん伸ばしていた。
そして、ある日、ヴォルフラムに向かって爆弾発言。
周りに居た面々は何を言い出すという顔で言葉が出ない。
「・・・・・・お前何言ってんだ?」
相変わらず書類に埋もれながらユーリが突っ込む。
「んー、いやねー・・・自分の魔術がどれくらいのレベルになったか試してみたいわけですよ。結構腕は上がってると思うんだけどね。森ん中で練習してるだけじゃ、どれくらいになったかなんて、わかんないじゃん。だから、ヴォルフラム、相手してよ。」
ユーリに答えつつも最後はヴォルフラムに向かって言う。
「は!貴様なんかにこの僕にかなうはずが無いだろう!!」
「それはどうかしら〜♪」
ヴォルフラムの見下した態度にもふふんと嗤う。
「な!なんだと!!」
「ふん。そんなら勝負してくれる?」
だいぶヴォルフラムの操縦に慣れてきている

そして結局、とヴォルフラムは勝負をすることになった。
ヴォルフラムとの勝負です。
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