お兄ちゃんと一緒

「お・に・い・ちゃーん♪」
「ぐわ!」
・・・カンダが潰れた。行き成り飛んできた(本当に飛んできた)女の子によって。
「お兄ちゃーん♪久しぶり♪」
「な!!!」
「・・・誰ですか?カンダ・・・。」
いや、聞くまでもないかなー。カンダのこと・・・お兄ちゃんって呼んでるし・・・。
「・・・妹だ・・・。」
あぁ、やっぱり。見た目ものすごく愛想のいいカンダって感じだし・・・ちょっと違和感あるけど。
「へー、カンダに妹なんていたんですね。初めまして。僕、アレン・ウォーカーっていいます。」
「初めましてー。神田ユウの妹で神田っていいますー。よろしくー。」
「・・・ってお前!なんでここにいるんだ!」
カンダの首にぶら下がったままのさんが自己紹介をしているとカンダが思い出したように叫びだした。血管切れますよ?
「んー。あたしもイノセンスに選ばれたの。これあたしのイノセンス。」
そう言ってさんは首の周りにふよふよと浮いている薄い桃色の布を指す。
「あたしのイノセンス。『天女の羽衣』。発動させれば空だって飛べるし、硬質化させて刀みたいに使うこともできる。」
そう言ってさんはにこにこ笑ってる。可愛いですねー。カンダの妹とは思えませんよ。
「な!」
「あたしもイノセンスの適合者だったの。これからはあたしも、お兄ちゃんたちと一緒に戦える。お兄ちゃんだけ頑張らなくていいの。」
・・・。」
「と、言うわけで、よろしくね!お兄ちゃん、アレン君!」
さんが握手を求めてくるので僕も右手を差し出すと

ジャキン

カンダがさんを抱き寄せて六幻を突きつけてきました。
「・・・何するんですかカンダ。」
「呪われてるやつがに近づくんじゃねぇ。」
「へ?アレン君呪われてるの?」
さんは首をかしげています。
「えぇ、まぁ・・・。」
「へー。まぁ、あたしは気にしないから。お兄ちゃんも。差別しちゃ駄目だよー。」
「・・・チッ。」
あ、舌打ちした。
「ま、改めて。よろしくね。アレン君。」
「はい、よろしくお願いします。」
さんと握手します。・・・なんか・・・カンダがものすごく睨んでる気がしますが・・・無視しときましょう。
「んで!お兄ちゃん!任務は!?」
「・・・終わった。これから本部に戻るところだ。」
「えーつまんなーい。」
「つまんないとか言うな!行くぞ!モヤシ!」
「僕はモヤシじゃありません!」
僕達はそんな感じで本部に戻りました。
本部に戻ったら戻ったでカンダに妹がいたということで大騒ぎ。
結局、カンダに睨まれて静になりましたが。

さんが来てからカンダはコムイさんに負けず劣らずなシスコンであることが判明しました。

シスコンな神田もいろんな意味で面白いと思う(笑)。
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