白薔薇の騎士
バン!
とてつもなく勢いよく生徒会室の扉が開かれた。
「!今日こそ君に勝つ!」
「出たな。ウザク。」
「ウザクじゃなくてスザク!」
他のメンバーはあぁ、今日も始まった・・・とほのぼのした視線を送っていた。
「・・・お前たち・・・よく飽きないな・・・。」
「あら、これはルルのための戦いなのよ?」
「そうだよ!どっちがルルーシュに相応しいか!それを決めるための勝負なんだから!」
「毎回スザク君、負けてるけどね♪」
ザックリ
ミレイの言葉にスザクは100のダメージ。
そう。毎回に勝負(主に体力勝負系)を挑んではことごとく負けている。
「あんたみたいなのに、大事なルルを任せられるかっての。一昨日来やがれ。」
ふん、と鼻をならし、ルルーシュに抱きつくにスザクの何かが切れた。
「今日こそは勝つ!で!僕のほうがルルーシュに相応しいんだって認めてもらうんだ!」
「・・・ウッザー・・・。」
げんなりと溜息をつくにルルーシュが疲れたような視線を送る。
「・・・で、今日は何?」
「剣道だ!」
「こないだもやったじゃん・・・。」
再びげんなり。しかし、結局勝負させられることになった。
「一本!」
勝者、。
面をはずし、大きく深呼吸するの足元でスザクはいじいじといじけてのの字を書いている。
「・・・は。あたしに勝とうなんざ100億年早いっつーの。」
そう吐き捨てて竹刀を片付けようと後ろを向いた瞬間、
「隙あり!」
「甘い!」
いきなり後から攻撃して来たスザクをはまわし蹴りで体育館の反対側まで吹っ飛ばした。
「ぐっ!ず・・・ずるいぞ!蹴りなんて!」
「後からかかって来た奴に言われたくないっつーの。」
ねー?とルルーシュに向って首を傾げれば、
「そうだな。ずるいとか卑怯とか、今のお前が言えたもんじゃないな。」
ガーン
効果音がつきそうな勢いでショックを受けるスザク。
「それにしてもって凄いわね。あの本当に人間か疑いたくなるような人に毎回勝っちゃってるんだから。」
現在猫被りお嬢様モード(笑)なカレンがにっこりと笑う。
「だからってあたしはちゃんと人間よー?あんな地球外生命体みたいのと一緒にしないでねー?」
「わかってるわ。はちゃんと人間よ。」
何気に酷い。
「ってなわけで、ルルのことはあたしに任せなさい?あんたはユーフェミア様のお守でもしてらっしゃい。」
行こうvルルvv
と、にこにことルルーシュの腕をとって体育館を後にすると、生徒会メンバー一行。
おき去られたスザクはしばらく凹んでいた。
「!勝負だ!」
「また・・・?」
それでも懲りないスザクは次の日もその次の日もに勝負を挑んできていた。
スザクを凹ませたいと思って出来たあほ文(爆)。
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