君のためなら地の果てまでも
『ゼロ!君は間違ってる!』
今日も今日とてスザクのゼロ批判が戦場に響いていた。
『・・・ゼロ・・・あの体力馬鹿KY壊れたラジオウザク・・・同じこと言ってるよ?』
『・・・ほっとけ。あいつの頭の中はユフィと同じでお花畑が広がってるんだよ。』
ガウェインと通信しながらうんざりとは呟く。
『・・・でも聞いててすんごくムカツクんですけど・・・やってきていい?』
『・・・5分後には撤退する。それまでに戻って来い。』
『了解。』
は通信を切ると相変わらずオープンチャンネルでゼロ批判を喚き散らしているランスロットに向って行く。
『あ!!あたしも!』
『カレンはル・・・じゃなかった、ゼロのそばにいて!』
『でも!』
『カレン、お前はココに居ろ。零番隊隊長。』
『!は、はい!』
『(天然タラシめ・・・。)』
そうは思ったが口には出さないだった。
の専用KMF<ユディト>は真っ直ぐにランスロットに向って行く。
『でやあぁぁぁ!』
『!』
ガッと思いっきり回し蹴りを繰り出すが、間一髪でランスロットに受け止められてしまう。
『ゼロは間違ってるゼロは間違ってるってね!あんたそれしかいえないわけ?!いい加減に聞き飽きたわよ!筋肉馬鹿!あんた脳みそまで筋肉で出来てんじゃないの?!』
ランスロットに通信を繋げてたたみかけるように言いながらもユディトは攻撃をやめない。
『ゼロは間違ってるって言うんだったらあんたは完全に正しいっての?!軍人はすべて正義なわけ?!ふざけんな!自分の価値観人に押し付けてんじゃないわよ!』
『!で、でも、ゼロは・・・!』
スザクに反論する隙も与えず、畳みかけ、さらに攻撃を繰り出す。
スザクは混乱してきているのか動きが鈍くなってきている。
そして、
『ゼロが間違ってるって言う、あんたの方があたしたちにとっては間違ってんの!よ!!』
ガッ!
声と共にユディトはジャンプ、そしてまわし蹴り。
蹴りはランスロットの頭部にクリーンヒット。そのまま吹っ飛ばされた。
『。時間だ。撤退するぞ。』
『了解。』
ゼロからの通信で構えをとくと、ボロボロになったランスロットに背を向ける。
「・・・いい加減、しっかり周りを見て、結果を考えて行動しなさいよね・・・スザク・・・。」
そう呟いて、は撤退するゼロの後を追った。
スザクをフルボッコ第二段(え)。うちのスザクはドリー夢でもルルーシュを幸せにするための生贄(苦笑)。
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