「キーラ。」
タックル。
ゴン
「ぐは。・・・何・・・・・・。」
「んーもーすぐキラの誕生日でしょ?プレゼント何がいいかなぁと思ってさー。」
タックルされたキラは机にぶつけた頭をさする。
タックルした本人はそんなことお構いなしにキラに抱きつきにこにこと言う。
「なんでもいいよ。がくれるものなら。」
「それが一番困るのー。」
はキラの答えに頬を膨らませて抗議する。
「なんでもいいからなんか言ってー。」
「・・・本当になんでもいいの?」
「え!あ・・・う・・・うん・・・。」
なんだか嫌な予感がの脳裏をよぎる。
「そうしたらね・・・僕は・・・キミが欲しいな。」
キラは後ろから抱きしめてきているの長い髪を掬いキスをする。
「///!」
は勢い良くキラから離れると思いっきりバックダッシュ。
「あははは。冗談だよ。本当になんでもいいよ。・・・強いて言えばそうだな。1日僕のそばにいてくれる?」
まだ顔を真っ赤にして壁に張り付いていたは赤ベコ人形のごとく首を縦に振る。
「クスクス。誕生日が楽しみだなぁ。」
誕生日当日。結局は楽しそうに買い物をする二人の姿があった。