が!
ナックルをはめたあたしのパンチを恭弥は軽々とトンファーでとめやがった。ちっ!
「・・・何?。」
「何?じゃないわよ!あんたまた学校で何したのよ!あたしのとこまでなんか話し流れてきてるんだからね!」
おかげでなんか恐れられてるわよ・・・あたし・・・(泣)。
「・・・あぁ・・・群れててむかついたから。」
「むかついたからじゃないわよ!いい加減にしなさいよねー!!」
とか言いながらあたしたちは口げんか+トンファーv.sナックルをはめた拳のバトルを繰り広げている。
「別に、には関係ないと思うんだけど。」
「関係あるわよ!おかげであたし『姉御』とか呼ばれちゃってなんか恐れられちゃってんだからー!」
おかげで普通の友達って言ったら唯一くらいよぉ!
「いいじゃん別に。」
「だからよくないっていってんでしょー!」
人の話はきけっつーの!!
「とーにーかーくー!」
一文字ずつ言葉を発するごとにパンチを繰り出す。
「本当にいい加減にしないとお弁当作ってやらないわよ!」
ぴた。
ゴス
あ・・・思いっきり鳩尾に入れちゃった。行き成り止まるからいけないのよ(←責任転嫁)。
「・・・それはやだ。」
あ・・・なんか可愛いvv(←実はブラコン)。
「・・・そう思うんだったら・・・あんまり面倒起こさないでよ・・・あたしの平穏な生活のために・・・。」
「・・・努力する。」
・・・無理だね。まぁ・・・うん・・・努力はしてください・・・。本当に。
「さて。お腹すいたね。何作ろっか。」
「・・・グラタン・・・。」
気を取り直して笑顔でメニューを聞いて見ればまた手間のかかりそうなものを・・・。
「・・・時間かかるわよ?」
「それでもいい。」
はぁ。
「ん。ま、可愛い弟のために頑張りますか。大人しく待ってなさいよー。」
あたしはキッチンへと入りエプロンをつけて料理を始める。
何だかんだ言っても恭弥は可愛い弟だからね。
自分の平穏な生活も大事だけど、恭弥が怪我をしているのを見るのは嫌だ。
だから言ってるんだけどなぁ・・・。
それからも相変わらず恭弥の学校での話は毎日のようにあたしのところへと流れてくる。
・・・全然努力してないな・・・あの子・・・。