Der Wachhund der Rose act4
「・・・蒼星石・・・。」
「・・・うん・・・翠星石・・・行くよ。」
翠星石と蒼星石はの人工精霊、レナに導かれ、nのフィールドへと向かった。
「初めまして。翠星石お義姉様、蒼星石お義姉様。」
「ここは・・・!」
薔薇園の中のお茶会のテーブル。
は優雅に立ち上がると翠星石と蒼星石を出迎える。
「私はお義姉様方をお創りになられたローゼン様の義理の娘、様に創られ、薔薇審判<ローゼン・シート>の役割を与えられました、と申します。以後、お見知りおきを。まずは、お座りになってください。」
に促されるままに席に着くと、蒼星石が呟く。
「お父様に義理の娘・・・?」
「そんなの・・・聞いたことありませんです!」
「それは・・・そうでしょう。ローゼン様が様を娘に迎えられましたのは、お義姉様達が眠りにつかれてからですから。」
「そんな・・・。」
「私は<アリス・ゲーム>には参加いたしません。私は<アリス・ゲーム>の監視役。公平に行われているかを見守るのが役目ですから。」
そう言いながら二人のカップに紅茶を注ぐ。
「もうすぐ<アリス・ゲーム>が始まります。私のマスターがそうおっしゃいました。」
「<アリス・ゲーム>が・・・始まる・・・。」
「ええ。ですから、私が目覚めさせられたのです。もうすぐ、7人、全員が合間見えることとなるでしょう。」
冷静に、淡々と言葉を紡ぐに翠星石も蒼星石も言葉が出ない。
「その前に、お義姉様方皆さんにご挨拶をしてらっしゃいと、マスターに言われましたので、ご挨拶にと。」
紅茶を飲みながらにっこりと微笑む。
「お義姉様達にお会いできてとても嬉しいですvv私はずっと一人でしたから。」
その笑顔には嘘はなさそうだ。翠星石も蒼星石も警戒心を少しだけ解いた。
しばらく三人は自分のマスターのことについてなどの話をしていた。
「そろそろお戻りになられますか?」
「ああ。」
「そうですね。」
「では、レナ。お義姉様達をお送りして。」
レナが翠星石と蒼星石の周りを飛び回る。
「それでは、また。<アリス・ゲーム>でお会いしましょう。」
次の瞬間には翠星石も蒼星石も鏡の前に立っていた。
「<アリス・ゲーム>が始まる・・・。」
「大丈夫です!蒼星石は翠星石が守るです!」
二人はぎゅっと手を握り合った。