Narciso act7
「お友達になってきたよー!」
「「早!」」
と一護の声がはもった。
「えへへーお友達作りは得意だもん!」
「・・・織姫・・・凄かったわ・・・。」
何があったんだろう。なんかクロームの目がキラキラしている。因みに現在、授業が終わって放課後。
「昼休みいないと思ったらもう行動していたのだな。」
ルキアが感心したように頷く。
「とりあえず、しばらく優羽と行動して。報告によると三日~一週間で何らかの動きがあるはずだから、そのつど報告を。」
「「了解!」」
ガシ
「クローム!何かあったらすぐ連絡するんですよ!速攻で飛んでいきますかrドカ!
「お前はクロームの父親か!」
シリアスムードが台無しである。
織姫とクロームが昼休みなど基本的に優羽と行動することになって五日。
「ねぇ、凪ちゃん、織姫ちゃん、二人は、天国って、あると思う?」
「・・・え?」
「優羽ちゃん?」
にっこりと、無邪気に笑う。
「ねぇ、一緒に、天国に、行こう?」
差し伸べられる手。蜘蛛が獲物を捕らえるように。だが知らない。蜘蛛もまた、自分が捕食されようとしていることを。
夜。連絡を受けたボンゴレファミリーが浦原商店に集まっていた。一護たちもいるためぶっちゃけめちゃくちゃ狭い。
「・・・いやぁ・・・凄い人口密度ですねぇ・・・。」
「思ってても誰も言わなかったんだから黙ってろよ下駄帽子。」
「ちょ、酷いっスよ黒崎さ~ん(泣)。」
・・・マジでウゼェ(爆)。
「おい、さっさと本題に入るぞ。井上、クローム、ゲルーメの娘は今日って言ったんだな。」
思いっきり切り捨てた。あ、ちょっと泣きそう。
「う、うん。今日の、十一時。空座第一高校にって・・・、」
「・・・なんて解りやすい・・・。」
「ム。」
だよなー、と言うように全員が頷く。でもコレに惹かれて行っちゃう人もいるんだよね、というのも全員一致の感想である。
「リボーン、ゲルーメのアジトの方は解ってるの?」
「あぁ。しっかり把握済みだぞ。既にヴァリアーが向かっているはずだ。」
「それなら・・・ツナ。」
「うん。織姫さんとクロームには呼び出しを受けてもらう。で、ここからが俺たちの仕事だ。俺たちは織姫さんとクロームの後をつける。優羽だけでなく、人一人誘拐するんだ。今回は二人だし、他にも人数がいると考えていいだろう。もしかしたらこの辺りには一護みたいな死神が常駐しているいう情報なんかもあっちは入手しているかもしれないからたちも。、神無月さんと如月さん、あと阪寺さんは、アジトのほうに向かわせられるかな。」
「う?深春と晴斗と皐月?大丈夫だよ?」
なんで?とは首をかしげる。
「おそらく、アジトのほうには死神がいるだろうし、それも一人じゃないだろう。捕獲には鬼道班班長の神無月さんと、技術開発班班長の如月さん、それに誘拐された人が無事なら、医療班班長の阪寺さんがいたほうがいいだろ?」
あーなるほど。綱吉本当に成長したなー、お母さん嬉しいよ。
「誰が誰のお母さんだって?(黒)。」
「すいませんごめんなさい申し訳ありません!」
なんか黒さも増した気がする・・・その辺はちょっと悲しいかもしれない。
「・・・さて。行動開始だ。」
あ、スルーした。
織姫は友達作りが物凄く得意そう(笑)。