In scorpioides di Nontiscordardime una benedizione

三月十二日二十三時五十五分。スクアーロは与えられた任務を何とかその日のうちに終わらせ、日付の変わる前にアジトに戻ってくることが出来たことにほっとしていた。弱いくせに無駄に人数が多いだけの雑魚の相手をしてきたスクアーロの脳内は既に早く部屋に戻ってシャワーを浴びて寝たいというもので一杯だ。

スックアーロ!
グォ!
背後から腰の辺りに不意打ちを喰らった。
「あは。ダメだよー?暗殺部隊の作戦隊長様が背後取られちゃ。いつ何時も油断大敵☆」
超いい笑顔で、腰への衝撃に悶えるスクアーロを見下ろしてくるに恨みをこめた視線を向けてみる。だからって腰はやめろォ!却下!一刀両断です。
「う゛ぉぉい・・・こんな夜中に何の用だぁ・・・。」
「夜中って分かってんなら声のボリューム下げなよカス鮫。」
「カス言うなぁ・・・。」
確か明日はにも任務が入っていたはずだ。夜中遅くまでジャッポーネから取り寄せたTVゲームをしていたにルッスーリアが「夜更かしはお肌の大敵よぉおお!」と叫んで無理やりベッドに押し込んでいたのが記憶に新しい。
「ちょっと待って!あとちょっと・・・「何があrカチBuon comleanno、Squalo。
チュ、と頬にやわらかい感触。キスをされたのだと気付いたのはたっぷり十秒はたってから。そして時計を見てようやく気付く。今日が自分の誕生日であることを。
「その顔は自分の誕生日、忘れてたって顔だなー?」
「・・・あ――――――そういやぁそうだったなぁ。」
んなものすっかり頭の中から抜け落ちていた。
苦笑するにそれでもそんなものどうでもいいという顔をするスクアーロ。そしてもう一度キスをされたということを思い出して顔が赤くなる。
「・・・反応鈍!」
「う、うるせぇ・・・!」
というかお前ら廊下で騒ぐな。誰も注意する人は居ない。朝、廊下に設置された監視カメラに写った映像を見たザンザスあたりに制裁を喰らうだろう(スクアーロ限定で)。
「お前・・・このためだけに起きてたのかぁ?」
「うん。やっぱ一番に言いたかったら。じゃ、目的も果たしたし俺はもう寝るねー。」
そう言って部屋へと戻るに本当にそれだけのためかよ!と突っ込む奴は誰も居ない。
「あ、そだ。」
「あ゛?」
途中でくるり、と振り向く。
「来年も再来年も”おめでとう”って言ってあげるから、」
だら、ちゃんと生きて帰って来いと。死ぬことは許さない。
「・・・あぁ。」
お互いににやり、と笑い合う。

来年も再来年も、ず――――っとあなたの生まれた日に、あなたの生に感謝と祝福を贈ります。

In scorpioides di Nontiscordardime una benedizione

(カス鮫、ほどこしだ)(その光る手を下ろしやがれぇえええ!!)(兄貴ストップ!)(ッ!)
がんばった!超がんばった!スクアーロお誕生日おめでとう!!
タイトルの意味は「勿忘草に祝福を」。・・・ネット検索かけたら3月13日の誕生花が勿忘草だったんです。そしてがんばっていろいろとネットの翻訳サイトでイタリア語に変換かけました。・・・絶対どっか間違ってるぅうううううう!(黙れ)。イタリア語に詳しい方がご覧になっていたら突っ込み大歓迎です。topのメルフォから「ちっげぇよ!」と叫んであげてください・・・!イタリア語辞書がほしい・・・!
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