両手一杯の向日葵と
「
うぉおおおおおっ!極限ー!
」
本日も笹川了平先輩は絶好調のようです。
八月二十六日。もうすぐ夏休みも終わろうという今日この頃。帰宅部であるあたしはきっちり制服を着て学校、それもボクシング部の部室の前にいたりする。学校休みなんだから私服でいいじゃんとか言われそうですが
並盛の秩序様に見つかったら咬み殺されますから・・・!
(学校には制服で)。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よしっ!」
気合を入れて部室の扉を開ければ冒頭のセリフ(何時もの)を叫びながら拳を振るう笹川了平先輩。あたしの、好きな人。
「(あぁ、かっこいいな)。」
それを友達に言ったら物凄い顔をされたけど。人の好みは人それぞれだからいいんだい!
しばらく先輩のスパーリングを見つめていたらさすがに視線に気付いたらしくふと、目が合った。
「(///うきゃぁああああ!)。」
絶叫(心の中で)。
「む。お前は最近京子と一緒にいる・・・、」
「え、あ、、ですっ!」
「おぉ、そうだ。だ。で、そのがどうしたのだ?入部希望なら極限に大歓迎だぞ!」
「いえ、今日はそうではなくてその・・・、
お誕生日おめでとうございます!
」
これどうぞ使ってください!
抱えていた包みを先輩に押し付けるように渡して開けっ放しだった扉からダッシュで逃げてしまった。なんか後ろで先輩が叫んでる気がしたけど振り返る勇気はありませんっ!あぁ、とうとうやっちゃった!新学期からどんな顔で学校くればいいんだろう!頭の中はそんなことばっかりでどうやって帰ったのかもわからない状況です。自分のチキンっぷりが情けない・・・!
(きょ、京子っ!)(あ、お兄ちゃん、ちゃんちゃんと渡せたんだね)(どうすればっ!)(あ、お兄ちゃんメッセージカードついてるよ)(・・・///っ!)
両手一杯の向日葵と
笹川兄お誕生日おめでとうございます!未来編での狼狽っぷりにこんなんでました!なかなかネタが光臨しなくて苦労したさ・・・!
アニメのアルコ編で私服でツナたちが学校いたじゃんとかその辺はスルー!(爆)。
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