the blue vault of heaven and mother earth ヴァリアー編 act11
そして始まる嵐戦。フィールドは校舎の三階すべて。ただし、いたるところにハリケーンタービンが仕掛けられている。しかも、十五分で爆発。・・・いろいろと最悪。シャマルまで来るし・・・つか冷やかしって何だ冷やかしって。
「お、なんかかわいこちゃんがいるなーvv」
「うぜぇ・・・。」
「ししし、姫は王子のだからねー!」
「俺は誰のもんでもねーよ!」
しいて言えばツナのものって事でー。
「それでは嵐のリング。ベルフェゴールv.s.獄寺隼人。バトル開始!」
フィールド内をダイナマイトやナイフが舞い、ハリケーンタービンからの風が吹き荒れる。
・・・あー・・・ワイヤーが見えるー・・・。いろいろと突っ込みどころ満載な能力ゲットしちゃったなー・・・。
「嵐の守護者がこれじゃ、お前のボスもしれてんな。」
ベルのその言葉に画面の中の隼人の表情が変わる。
「うしし、サボテンいっちょ上がり。」
人の形をしたものにベルが投げたナイフが突き刺さる。が、それは
「人体模型・・・。」
隼人はちゃんとベルのトリックに気付いた。そして、
「俺がへたうって、十代目に恥かかせるわけにはいかねえんだよ!」
隼人が放ったダイナマイトは途中から方向転換をしてベルに襲い掛かる。
「・・・ロケットボム・・・!」
「え、、知ってるの?!」
「ん。ちょっとね。」
俺の呟きが聞こえてたようで(かなり離れてるのに耳良いなツナ)驚いたような表情をするツナに、あいまいに返す。
そして爆煙中から姿を現したベルは・・・切れていた・・・。
「・・・きもーい・・・。」
「姫ー!!俺頑張っちゃうからねー!!」
「頑張らんでいい!まじ死ね!姫じゃねぇ!!」
「様、落ち着いてください・・・。」
や、落ち着けといわれてもまじでキモイから。殺したくなるわ・・・。俺だって一応戦えるんだからね!やってみたら結構できたんだよ!ウェストポーチんなか四次元ポケットになってて頼んだ武器以外にもいろんなのはいっててびびったよ!(半泣)。
そして隼人とベルは図書室へ。ベルのナイフ&ワイヤーv.s.隼人のダイナマイト。
図書室の中はめちゃくちゃに破壊され、その中で立っているのは隼人。しかし、ベルも勝利への本能で動いている。
そして次々にハリケーンタービンの破壊が始まった。
「隼人!!」
「これで戻ったら十代目の右腕の名が廃るんだよ!」
どんどんタービンの爆破が近づいてくる。みんなが戻れと叫ぶ中で、隼人は死んでも負けられないとかほざきやがる。このあとの展開を知っててもなんかイラつくわ!(怒)。
「何のために戦ってると思ってるんだよ!」
ツナの叫び。
「みんなで雪合戦するんだ、花火見るんだ!だから戦うんだ!だから強くなるんだ!またみんなで笑いたいのに、君が死んだら意味がないじゃないか!」
「そーだ!隼人!!あほなこと言ってないで早く戻ってきなさい!!あんたが死んだら誰が悲しむか、誰が泣くか!それくらい分かってんでしょ!!」
ツナと俺が叫ぶとほぼ同時に、図書室のタービンが爆発した。ツナたちが力なくうなだれる。でも、隼人はちゃんと戻ってきた。
ほっとする中、
「すいません、十代目。リング取られるってのに花火見たさに、戻ってきちまいました。」
その言葉に知ってることとはいえ、なんだか笑みがこぼれる。
「えらいぞー、隼人ー。」
「うわ!!!てめぇ何しやがる!!つーかその格好どうにかしやがれ!」
「無理。」
俺も隼人に近づいて、フラフラしてる隼人に抱きつくようにして支える。
ああ、やっぱいいな。こういうの。あっちのムサイ集団よりこっちのほうがいい(失礼)。
「それでは次の対戦カードを発表します。」
「明晩の勝負は、雨。雨の守護者の対決です。」
・・・誰か文才をください・・・!(無理)。
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