the blue vault of heaven and mother earth ヴァリアー編 act15
スクアーロの言葉に空気が固まる。それでも山本は時雨蒼燕流は最強だと信じている。
再びぶつかるスクアーロと山本。
山本が乗っていた足場が崩される。そして、
「・・・気付いたね、山本。」
時雨蒼燕流八の型が”秋雨”であるということを聞いて、立ち上がった山本の表情が変わった。
「時雨蒼燕流攻式八の型”篠突く雨”!」
「な・・・に・・・!」
「はは、やっぱりな。」
確信したように呟く。
「貴様ぁ!時雨蒼燕流以外の流派を使えるのかあ!」
あ、鮫が切れた(笑)。
「ん、いや。今のも時雨蒼燕流だぜ。」
「何?!」
「八の型、”篠突く雨”は親父が作った型だ!」
それを聞いてリボーンが時雨蒼燕流についてレクチャーをしてくれる。
「、おめえは知ってたみたいだがな。」
「んーまぁねー。情報ソースは企業秘密だけど。」
言ったら話変わっちゃうし。あの”自称”だけど神とか言ってるやつに文句言われるのも癪だしね。
「ふん、そのうちその口割らしてみせるぞ。」
「がんばれー。」
そんなやり取りをリボーンとして、俺たちはスクリーンに向き直ると、
「ん、残念ながら一から七までの型はあんたが知ってるのと同じ型だぜ。」
「・・・カミングアウトキター・・・。」
天然だ。素晴らしく天然だ。隣でディーノさんもフリーズしてるよ!
それでも山本は不敵に笑う。そして、
「時雨蒼燕流、九の型!」
そう言って山本は野球のバットのように構え、向かってくるスクアーロに向かう。そして、
「時雨蒼燕流、攻式九の型!”うつし雨”!」
スクアーロが、倒れた。
「いったい・・・」
「今のは・・・」
ツナと隼人が呆然と呟く。
「今のは山本が作った時雨蒼燕流、攻式九の型、”うつし雨”。”逆巻く雨”の応用で波を作って、スクアーロの後ろの水面に自分を反射させるっていうもの。」
「そんな凄い技を咄嗟に!?」
「だから言っただろ、あいつは生まれながらのヒットマンだってな。」
「ぶ、物騒なこと言うなって!つーかはなんでそんなこと知ってんだよ!」
「突っ込み禁止ー、企業秘密でーす!」
あは☆とかわしてやれば納得いかないといった表情のツナ。だって本当のことだもーん。
「ほら、スクリーン注目注目!」
そこには肩で息をしながらもリングを完成させて笑顔をみせる山本の姿。その姿に安心していると、
「あはははあ!ざまあねぇ!負けやがった!カスが!!」
「・・・うぜぇ・・・。」
なんか向こうで高笑いしてるのがいるよー・・・うざいよー・・・。そんなことをしているうちに規定水位に達したとかで獰猛な海洋生物が放たれた・・・っていうかこんなところにどうやって鮫を連れてきたのかそこのほうが疑問だよ!
そしてスクアーロは山本が助けようとしたにもかかわらず、自分からその手を振り払った。
こちら側の守護者や関係者、もちろん内容を知っている俺だって目の当たりにしたら呆然となる。
そんな中でもチェルベッロのアナウンスが響く。
「雨のリングの争奪戦は、山本山本の勝利です。」
ツナの表情が硬い。そりゃそうだ。ツナは人が怪我したり、ましてや命を落とすなんてこと、嫌がってたもんね。
「ツナ。大丈夫だよ。」
「え?・・・?」
「大丈夫だから。」
ツナの隣に移動してぎゅーっと抱きしめてやるればなんか顔真っ赤にして慌ててるし。かーわいいなー。俺の実年齢(2×歳)から行くと弟みたいなもんだからなーvv
「それでは、次の対戦カードを発表します。明晩の対戦は、霧。」
「ついにきたー!どうするんだリボーン!?霧の人っていったい?!」
俺が首にぶら下がってるのも頭からすっ飛んだ勢いでリボーンに詰め寄るツナが面白い(笑)。そんなツナにお構い無しにリボーンは余裕癪癪だ。・・・まー確かにそーなんだけどさー・・・。なんつーかなー・・・。次、変態南国果実かー・・・(え)。
久々すぎて意味わかんなくなってきた・・・。
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