the blue vault of heaven and mother earth ヴァリアー編 act18

先に仕掛けたのはクローム。あー床が崩れる幻覚見せられてるんだー・・・なんで俺普通なんだろうー別にいいけど。さらにマーモンがクロームに幻覚を仕掛けて、それをまたクロームが破る。どっちも譲らない戦いに、何故かリボーンは楽しそうだったり。・・・えー・・・。そしてそれが骸の地獄道だとか騒ぎ出したり。
「・・・少し落ち着いて観戦しようよ・・・。」
こっちが騒いでも、クロームに有利になるわけじゃないんだから。とか思ってたらマーモンがおしゃぶりに絡み付いていた鎖をはずし、蛙が蛇にだいへんしーん(棒読み)。いろいろと突っ込みどころ満載だなぁ。
「あの巻き蛙に藍色のおしゃぶり。生きてやがったのか、コラ!」
「やはりな、奴の正体はアルコバレーノ、ヴァイパー!」
リボーンのカミングアウトにツナたちが慌てるけど、リボーンは落ち着いてる。
「やばいぜ。あの馬鹿相手じゃ並みの術師じゃかないっこねぇぜ、コラ!」
「なめんなよ、コロネロ。」
「そーだよー。クロームは強いよ。大丈夫だから見てなって。」
・・・。」
そう言ってる間にもクロームはどんどん攻撃を繰り出す。骸の畜生道に幻覚。次々に繰り出される幻覚合戦。火柱が上がったと思ったら今度は一瞬にして回りが凍る。
「うわー・・・すごいねー。」
だからなんで俺は幻覚にかからないんだろうねー。幻覚自体は見えることは見えるけど感覚がね。普通なんだもん。なんかもうね、仲間はずれみたいでやだなー(泣)。
クロームが吹き飛ばされて氷の柱に叩きつけられる。クロームの持つ武器が粉々に破壊される。それと同時にクロームの腹が陥没していく。っち、内臓が・・・!骸、さっさとしろや!(怒)。
ぞくぅ!
鳥肌!クロームの体がきりに包まれていく中で物凄い勢いで鳥肌が立った。ツナも何かを感じたような表情で顔をゆがめている。・・・やっときたか、骸・・・!
「骸が・・・六道骸が・・・来る!」

霧の中からあのキモイ笑い声(爆)が聞こえたと思ったら体育館の床が割れた。そしてそこにいたのは変態南国果実基、六道骸。うん、顔はいいんだけどね!(酷)。
現れた骸に驚く中で、骸はめっちゃ余裕で挨拶かましちゃってくれたりするし。
「お久しぶりです。舞い戻って来ましたよ。輪廻の果より。」
・・・いちいちキザったらしいなぁ・・・。ムカツク。
「ああ、あなたが噂の『大地の守護者』、ですね。お初にお目にかかります。六道骸ですよ。クフフ。」
その『クフフ』っつーのどうにかならないかな。南国果実。
あ、なんか痛恨の一撃って感じ?ちょっとよろめいた(笑)。とりあえず気を取り直してマーモンと向き合う。骸が一ヶ月前に脱走しかけて失敗して最下層の牢獄にぶち込まれたと言う話を聞かされて、驚くやら(ツナたち)、怒るやら(千種たち)。それで相変わらず骸は余裕しゃくしゃくな感じで。うん。なんかむかつく。
そして再び始まる幻覚合戦。やっぱり骸のほうが強い。
「あのヴァイパーを圧倒してるぜ。」
「あれがツナの『霧の守護者』、六道骸だ。」
リボーンの言葉にツナが骸はそこに存在することを確信するが、獄寺がクロームについての疑問をぶつける。
「クロームと骸、分けて考えちゃ駄目だぞ。クロームがいるから骸は存在し、骸がいるからクロームは生きていられるんだ。」
その言葉にツナも獄寺も理解できないという反応を示す。まぁ、当たり前だけどね。そしてリボーンの「今はこうするしかない」という呟きに、俺は無意識に眉間に皺がよった。

そしてクライマックス。マーモンが力を全開にして幻覚の幻覚合戦。蓮の花が咲いたり火柱が上がったり、と思ったら凍ったり。周りじゃ幻覚汚染でいろいろと物凄いことになってるけどね。俺だけ平気とかまじどうよ?ふと見ればツナが骸の記憶を見たらしい。表情が固い。
そして、
「霧のリングはクローム髑髏のものとなりましたので、この勝負の勝者はクローム髑髏とします。」
チェルベッロの宣言により、霧のリング争奪戦勝者六道骸基、クローム髑髏。ツナは最後の攻撃で粉々になった(用に見えた)マーモンの心配をして、骸に呆れられてる。
「心配無用、と言っておきましょう。」
「え。」
「あの赤ん坊は逃げましたよ。彼は最初から、逃走用のエネルギーは使わないでとっておいた。抜け目のないアルコバレーノだ。」
「・・・それ褒めてんのか?」
やっぱり突っ込みを入れたい。そして骸はザンザスに警告(?)をして、
「僕もマフィアなどと馴れ合うつもりはない。僕が霧の守護者になったのは、君の体をのっとるのに都合がいいからですよ。沢田綱吉。」
そういいつつ、ちらりと俺をみてなんか意味ありげな視線送ってきやがった。うっおー・・・鳥肌!(半泣)。
んで。例のごとく駄犬が騒ぎ出してツナが止めて、ツナが骸にお礼を言い、そして力を使いすぎた骸はクロームと入れ替わる。クロームの内臓もちゃんと機能してる。知ってても結構びびるなー。むしろ知らないほうが冷静に見てられるかも知れないぐらいの勢いかも・・・とか思ってたらクローム放置で千種と犬は退場。

「リングは互いに三個ずつとなりましたので。」
「!」
いきなりのチェルベッロの声にちょっとびっくり。
「引き続き争奪戦を行います。」
「明日は、いよいよ争奪戦守護者対決最後のカード。雲の守護者の対決です。」
いよいよ最後。明日は雲雀さんの勝負。・・・一瞬で終わるんだろうなー・・・その後がめんどくさいんだけど。
「おいザンザス。どうすんだ。次に雲雀が勝てば、リングの数は四対三となり、お前が大空のリングを手に入れているとはいえ、ツナたちの勝利は決定するぞ。そんときは約束どおり負けを認め、後継者としてのすべての権利を放棄するんだろうな。」
リボーンの言葉にザンザスはかなり上から目線で肯定の言葉を返す。上から目線過ぎてむかつくわぁ・・・。みんな雲雀さんの勝ちを確信してる。でもコロネロとリボーンはザンザスのモスカが勝つと言う確信があるのではないかと言うけど。
「(本当はそうじゃないんだよね・・・)。さー、そろそろ帰るぞー。」
よいしょ、とクロームを抱えれば、ツナたちが慌てるし。
「え!!?大丈夫なの?!」
「へーきへーき。むしろツナたちのほうが大丈夫?さっきの連ちゃんの幻覚食らってまだぐろっきーでしょ。」
「それはも「俺なんでか幻覚全然かかんなかったの。」
だからつまんなかったよー。と言えばびっくりした顔されたけど、いろいろ説明もめんどくさいし。言えないことのもどかしさを感じつつ、ツナたちを追い立てるようにして体育館をあとにした。

クロームを病院の部屋において、ランボのお見舞いをして。俺たちも各々家へと帰った。

はしょり具合が半端ない・・・!
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