the blue vault of heaven and mother earth ヴァリアー編 act5

次の日。今夜はランボとレヴィの試合の日。朝から凄い土砂降りの雨だった。
ツナが修行していると思われる山に向かえば、雷の試合が気になって修行に集中できていないツナの姿。
・・・あー・・・これは声かけないほうがいいなー・・・。多分、もうすぐリボーンが修行切り上げて帰るだろうし。
そう思って俺はその場を後にする。

夜。今日はちゃんと余裕を持って学校に向かうことができた。物凄い雨だから、傘でなくレインコート(ウェストポーチは常備)で。
「ちょりーっす。」
「おう、。今日はちゃんと来たのな。」
「・・・遅刻常習犯みたいに言わないでよねー。」
集まっている面々に声をかければ山本が軽い口調で挨拶を返してくれる。そりゃ昨日はギリギリだったけどー。
「いよいよ第二戦だなー。気を引き締めてかからんとな。」
「は・・・はぁ・・・。」
「先輩が戦うわけじゃないですけどね。」
とりあえず小声で突っ込みを入れておく。一方のランボは・・・うん。何も分かってない。おばかな五歳児やってる・・・。五歳ってこんなんだったっけ?まぁ、それは個人差か・・・。
「・・・ったく・・・あほ牛が・・・何も分かっちゃいねぇ・・・。」
「なんとか棄権できないかな・・・。」
「心配すんなツナ。いざとなったら俺達が割ってはいっから。」
「ご心配には及びませんよ十代目!」
「任せとけ。」
「みんな・・・でも・・・。」 「駄目だよ。そんなことしたら、こっちの負けになっちゃう。リングも、没収されちゃうよ。」
黙ってたらランボの試合にマジで乱入しそうな面々に、忠告する。まぁ、俺が黙っててもチェルベッロが説明してくれるんだろうけど。一応ね。呟くように行った直後、チェルベッロの声が響いた。
様のおっしゃるとおりです。」
「そのような行為は失格とし、阻止します。」
「そして助けようとした者、助けられた者。」
「「二人分のリングが相手のものとなります。」」
淡々と告げられる言葉に、獄寺が眉間に皺を寄せる。そして、示された戦闘フィールド―エレットリコ・サーキット―に、知っているとはいえ、息を飲んだ。

最近の五歳児は妙に大人びてるのが多いと思います(爆)。
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