夜遅く。脩子様と風音を探すべく都へと繰り出した。今日のお供はもっくんと六合、太陰、玄武。んで俺とすーちゃん。・・・かなり大所帯です。神将たちは徒人には見えないけどさ。
「で。清明様が瘴穴を探し出すって仰ってたけど、どうやって?」
「占じてみるんだろ。なに、あいつが本気になったら、見通せないものなどない。」
「・・・いつもは本気じゃないみたいな言い方だね。」
「・・・否定はしない。」
俺の問に答えてくれたもっくんが苦笑する。振り返れば六合たちも遠い目をしている。・・・そこはちょっと否定しとこうよ君たち。仮にも主だろー?(苦笑)。
「で、俺たちはなんで外に出てるんだ?」
さらに昌浩もごもっともな質問を。こてん、と首をかしげる姿がらぶりー過ぎて抱きしめたくなる衝動を抑えるのがいっぱいいっぱいでしたー(爆)。
「黄泉の瘴気に取り込まれた化け物がいたら、そいつをとっ捕まえて瘴穴に案内させるのよ。よく言うじゃない。虎穴にいらずんば虎児を得ず。昌浩、あんた若いんだから働きなさい。」
「・・・元気だなぁ、太陰は。」
「・・・貴女は年寄り臭いわよ・・・。」
あはは。と笑ってごまかせ!(笑)。最初に働け言われた昌浩も、若いから働けといわれても・・・と顔に「理不尽だ」と書いてあるのが見えそうな勢いで唸っている。
《―――同調してみたらどうだ。》
太陰の隣に六合と玄武が顕現する。
「子どもの心は、純粋で強い。心を鎮めて探れば、姫の『叫び』を捉えることが、できるかもしれん」
「それって、俺が子どもだから合わせやすいってこと?」
「少なくとも、大人ではないだろう。」
「っていうか、俺の世界では子どもだね。」
「完全な子どもってかけでもないが、お前くらいの年は中途半端だよな。」
「そうね。でも、だから、六合の提案は有効かもしれないわ。中途半端だから聞き取りやすいかもしれないもの。」
「褒められているのかけなされてるのかわからないなぁ(苦笑)。」
いろいろ言われて納得できないというように苦笑する昌浩。それでもしぶしぶ印をを結ぶ。そして・・・
「―――!」
唐突に目を見開いた。
「ね、ねぇ、あのさ・・・絶対に見つからないように隠すとしたら、見つけにくいところだよね。」
「!見つけたの?!」
「う・・・うん。」
「行ってみましょう。多分、当ってる。」
太陰の言葉に昌浩は駆け出す。その後を俺たちも、追いかけた。
久しぶりです。久しぶりすぎて相変わらずの駄文です…!
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