「・・・逆光眼鏡・・・。」
「・・・。」

観察日記〜乾side〜

また乾先輩なにかノートに書きこんでる。
「乾先輩、今度は何のデータ取ってるんですか?」
「ん、いや、新作の乾汁のアイディアをね。」
お願いですから死人は出さない程度にお願いします。
「大丈夫だよ。食べられないものは入れないから。」
・・・食べられないものは入れないって・・・そりゃ当たり前ですよ。
毎回ものすごいからなぁ・・・乾先輩の乾汁・・・。
あたしも一回チャレンジしたけどさ・・・死にそうになったし。
「・・・もう少し味のほうも検討したほうがいいと思いますよ。健康面にはものすごくいいと思いますけど。」
でないと本当に死人が出る・・・!
「考えてみるよ。」
・・・本当かなぁ・・・。
「僕は乾の作るジュース好きだけど?」
「わぁ!」
「毎回僕が話しかけるとその反応は酷いんじゃない?」
だったら気配消して近づくのやめてください。
後ろに立っていたのは不二先輩。本当に気配消して近づいてくるからびっくりするんだよね・・・。
「だからも魔術習って・・・、」
「だから遠慮させていただきますって。」
お姉ちゃん見てたら本当に勘弁してほしくなるもの。
「・・・まぁ、それは置いといて。不二先輩よくあの汁飲めますね。」
「僕はおいしいと思うけどなぁ。」
・・・絶対味覚おかしいよ。
「おかしくは無いと思うよ?」
だから心を読まないで下さい。ほら休憩終わりますよ。早く行かないと部長に走らされますよ。」
「くす。それは嫌だな。じゃぁ行こうか、乾。」
「ああ、そうだな。」
・・・本当、ここって何でこんなに個性的な人ばっかいるんだろう。
乾編。不二は絶対味覚がおかしいと思う。
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