「・・・元気いいわねぇ、あのこ。」
「見てて疲れる」

観察日記〜桃城side〜

バシ!
「ドーン!」
「・・・ちくしょ・・・。」
おーやってるやってる。桃絶好調。
「はーい、練習中失礼しまーす。そろそろ休憩だよー。」
「おう。」
コートから出てくる桃とリョーマ。
ダンクスマッシュ返せなかったのそんなに悔しいのかなぁ・・・。
「はい、二人ともタオルとドリンク。」
「お、サンキューな。。」
「ス。」
そっれにしても桃って何であんなに動き回ってんのに元気なんだろう。
そんなことを思いながらまじまじと桃の顔を眺めてしまった。
「?なんだ、俺の顔になんかついってか?」
「あ、いいえ、スイマセン。ただ、桃って他の人たちに比べて運動量激しいのに元気だなぁと。」
そういうと桃は
「練習終わった後は腹減って死にそうだけどな。だから帰りによく買い食いして帰るぜ。」
・・・桃・・・それっていいんですかね?
「・・・あははは。まぁそれが桃のプレースタイルですからね。何も言えませんけど。桃からダンクスマッシュとったら何にも残りそうにないし。」
「・・・・・・それは酷くねぇか?」
「え?なんか間違ったこと言いました?」
・・・間違ってないよね?
「まぁ、いいか。それより、おまえ、不二先輩のところ行った方がよくねぇか?」
「へ?なんでですか?」
「・・・あっちのほうでなんか黒いオーラ出してこっち見てるぜ。
「あ・・・本当だ。」
振り向くといつもの何考えてるんだかわからない笑顔でバックに黒オーラ発してこっち見てる不二先輩の姿が目に入りましたよ。
・・・隣にいるえーじ兄ちゃんが怯えてる・・・。
「・・・じゃぁあたし不二先輩止めて来る・・・。ほっといたらなんか犠牲者が出そうだし・・・。」
「ああ・・・その方がいいかもな・・・。」
不二先輩・・・お願いですから他の部員と話しをするだけでオーラ出すのはやめてください。
桃城編。いたるところに不二先輩登場(笑)。
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