幸福の欠片〜act1〜
「待ってて。必ず帰ってくるから。これからも守から。」
「絶対、絶対だよ?」
「うん。約束。」
「約束。」
それは小さな小さな、固いcontract。
―それから数年がたち―
青春学園の前に一人の少女が立っていた。
白い肌にきれいに切りそろえられた長い黒髪。獣のような鋭い光を放つ黒い瞳。
今流行りの『アジアンビューティー』といった風貌の少女は学園を見上げ目を細めた。
「…帰ってきたよ…、。」
呟くと、意を決したように歩き出す。
物語は動き出す。
見切り発車!(爆)。
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