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幸福の欠片~act4~
放課後、僕は昴を探しにテニス部が練習しているというテニスコートへと向かいました。
「(…広いです…。ヴァリアー本部程じゃないですけど。)」
あそこは広かったです。おかげで何度迷子になったでしょうか(そのたびXANXAS様に見つけていただきました)。
まぁ、今ではあの屋敷で隠れん坊して僕に勝てる人はいないですけど。
そんなことを考えながら歩いていると、
「あんた!本当にいい加減にしなさいよ!」
ドン!
「きゃぁ!」
明らかな罵声。何かが壁にぶつかる音。そして悲鳴。
「(あぁ。嫌なものを聞いてしまった…。)」
そのまま聞かなかった振りをして通り過ぎてしまおうかとも思いましたけど、好奇心と―何となく感じた胸騒ぎに押されて僕はそこへ足を向けました。結果的にそれは僕にとって思わぬ結果になったわけですが。
女子のイジメは陰湿です。・・・ある意味怖いよね。
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