幸福の欠片〜act6〜
「…?」
目の前にいたのは僕が幼い頃守ると約束した、水無月、そのこでした。
「だよね!」
「……?」
間違いないです。間違えるはずがないです。ずっとずっと会いたかった。XANXAS様にお仕えするようになっても、任務でこの手を血で赤く染めようとも、大切で大切で。会いたくて会いたくて。日本での任務を言い渡されたとき、どれだけ嬉しかったことでしょうか。に会えるかもしれない。そう思ってのことを徹底的に調べました。ヴァリアーの情報網ならば簡単でした。そうしたら任務のために住むことになっている地域にもいる。しかも転校先の学校に。僕はこの時ほど神に感謝したことはないかもしれない。いや、XANXAS様は最初からわかっていて僕をこの地域に送ったのかもしれなですが。どちらにしろ僕はに会えました。ただそれだけで僕は…僕は…!
「……!」
「!」
は僕だということがわかると勢いよく立ち上がり僕に抱きついてきました。あまりにも勢いがつきすぎて僕も一緒に倒れこみそうになったけどなんとか踏ん張ってを受け止めます。
「……!」
「……!」
「信じてた…!きっと…きっと帰ってきてくれるって!」
「…うん…帰ってきた…帰ってきたよ…。」
僕たちはそのまま抱き合って互いの温もりを感じながら再会を喜びました。