幸福の欠片〜act23〜

帰り道。僕は気になってに訊いてみました。
。本当に僕と一緒に転校する気?」
「もちろん。」
即答ですか。
「いいの?友達とか。」
「あんなところであたしに友達いると思う?いいの。あたしにはがいれば。それに新しい環境で新しくやっていくのもいいと思うし。」
にこにこと本当に嬉しそうに話すに僕が駄目といえるはずがありません。
「…まぁ、がそこまで言うなら無理は言わないけど。僕と一緒にいたら危ない目に遭うかもしれないよ?」
「そしたらが守ってくれるでしょ?」
あっけらかんと返されてしまいました…。…そうなんですけど。
「…がそこまで言うなら。あとはおじさんたちが了解するか…、」
「大丈夫だよ。が一緒だって言えばオールオッケーvv」
…どこから来るんですかその自信は。信頼されているというのは嬉しいことなのですが、この場合はちょっと複雑です。
「とにかく、おじさんたちにこのこと言ってみないとわからないからね。転校って手続きとか面倒だし。」
「うん♪」
今にも鼻歌でも歌い出しそうなと共に僕らはの家へと向かいました。
謎の自信(笑)。
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