#04『戦う理由』バリバリ捏造。
ニル刹←ライ。珍しく超シリアス。いろいろ間違ってる感満載ですが何か(え)。
それでもいいかただけれっつごー!
オモカゲを追い求めて
「フラレタ、フラレタ!」
ハロが足元で騒ぐのを横目で睨みながらロックオンははき捨てるように呟く。
「気づかせてやったんだ・・・。比較されたら、たまらんだろ・・・。」
アロウズとの戦闘も終わり、マリナをカタロン側に引き渡した刹那はトレミーの格納庫でケルヴィムを見つめるロックオンを見つけ、後ろから声をかけようとした。
「ロック「なぁ、刹那。」
刹那が声をかけようとした瞬間、そこに刹那が居るのが分かっていたかのようにロックオンは視線をケルヴィムから話さずに背後の刹那に声をかける。
「刹那、お前もさ・・・兄さんと俺を重ねてるのか?」
「え・・・。」
「あのフェルトって子さ・・・どうも俺と兄さんを重ねてるみたいだったからさ。俺と兄さんは違うんだってことを気づかせてやったんだ。」
自嘲気味にそう言ってロックオンは刹那のほうに、ゆっくりと振り向く。その表情はどこか苦しそうで。
「ガキのころは比べられるってのはまぁ、しょっちゅうだったんだがなー。」
「俺は・・・」
「やっぱこの年で兄さんと比べられるのって、結構きついな。」
そんなロックオンに、刹那は声をかけられなくなってしまう。
言えない。自分も、目の前のロックオンを四年前のロックオン―ニール・ディランディ―と重ねてしまっているなんて。恋人の面影を追い求めていたなんて。
不意に、ロックオンの影が刹那に覆いかぶさる。
「なぁ、刹那。刹那は、『俺』を、見てくれるか?」
「あ・・・。」
四年前から成長したとはいえ、それでも細い身体はロックオンの腕の中にすっぽりと納まってしまう。
「刹那・・・好きだ・・・。」
「っ!」
「あんたが俺を迎えに来たとき、俺はあんたに一目惚れしたんだ。あんたが兄さんのことを好きだってのは薄々感じてる。恋人同士だったってのも・・・。でも、兄さんはもう、居ないんだ。だから、もう、兄さんじゃなくて『俺』を見てくれよ。なぁ、刹那・・・。愛してる・・・。」
「っ!!」
四年前に命を落とした恋人と、同じ顔で、同じ声で囁かれる愛の言葉。
目の前に居るのは自分の恋人であった『ロックオン・ストラトス』ではないことは、分かっている。分かっているのに・・・それでも・・・。
「俺・・・は・・・。」
―ドウシタラ イインダ?―
ロックオンの腕に抱かれたまま、刹那の頬には一筋の涙がこぼれた。
なんだこりゃぁ!(黙れ)。
すいません、ごめんなさい、申し訳ありません(スライディング土下座)。
やぁ、もう、フェルトに張り手食らわされて比較うんぬん言う台詞聞いたらね!妄想がとまりませんよ!(煩い)。
ライルはせっちゃんに一目惚れだと萌える(爆)。