#14『歌が聞こえる』バリバリ捏造。
リボ→刹。リボンズ様がちょっと病んでる(え)。
それでもいいかたのみれっつごー!
君に捧ぐ狂詩曲
「僕は11年前に君と出会っている。」
「な?!」
リボンズから告げられた言葉に刹那は動揺する。瞳を見開く刹那に、リボンズは淡々と告げる。
「そう、この場所で。愚かな人間どもが殺しあう戦場。その中で必死に逃げ惑う一人の少年。僕は君を見ていたんだ。モビルスーツのコクピットからね。」
「!な、まさか・・・あの機体に・・・オーガンダムに・・・。」
自分を助けたあの機体。あれに乗っていたのが今目の前にいる人物で、アロウズを動かすイノベイター・・・。その事実は刹那に大きな衝撃を与える。そんな刹那を、リボンズは愛おしい者を見るような目で見つめ、さらに追い込むように語る。
「あの武力介入はオーガンダムの性能実験。当然機密保持のため、その場にいたものはすべて処分する予定だった。けれど僕は、君を助けた。オーガンダム、僕を見つめる君の瞳が、とても印象的だったから。それだけじゃない。ヴェーダを使ってガンダムマイスターに君を推薦したのは僕なんだよ。」
「っ!・・・礼を言って欲しいのか。」
「君の役目は終わったから、そろそろ返して欲しいと思ってね。それは本来、僕が乗るべき機体なのだから。」
それに、
リボンズは刹那に向かって手を差し伸べる。
「僕はね、君が欲しいんだ。」
「っ、」
「あのときから、君のあの瞳が忘れられなくてね。どうやったら僕の元に来てくれるか、ずっと考えてたんだ。結局結論が出なくて、彼に君を此処まで連れてきてもらったんだけどね。」
手を差し伸べたままリボンズは無邪気に微笑む。しかし、その笑顔は狂気に歪んでいて、
「さぁ、おいで刹那。僕の元へ。」
そう言って両手を広げるリボンズに、刹那はダブルオーの手のひらで一歩後ずさり、
「悪いが、断る!」
次の瞬間、銃声が響いた。
ダブルオーで立ち去る刹那を見つめながら、リボンズは笑い、呟く。
「刹那・・・必ず・・・手に入れるよ・・・。」
その瞳は狂気に満ちていた。
あのシーンを見て妄想が・・・!いろいろ頭の中で整理してから書いたはずなのになんかおかしいなぁ・・・あれー?